唐突に怪談話したくなった【実体験】

最上階には＿＿＿＿５ ページ5

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鎖と南京錠



重そうな扉





壁には鉄格子で出ることのできない小窓









『屋上、、、、、？』








私はそろ〜っと小窓から外を覗いた






そこは確かに屋上なのだ







待って、、、、




待って待って待って待って！！！！





４階は？！






私、寮入って疲れてたのかな、、、？







４階なんてものは存在していなかった






金槌でぶん殴られたような衝撃をうけつつも
長居は禁物なので



取り合えず３階に戻って部屋へ





時間が経ってから
私は夕食の待ち合わせをしていた場所へ向かった







『夕花ーーーーーー！！！！！！』




夕花「お〜！どうだった〜？」





『ない！！４階無かった！！
屋上だったんだけど！どういうこと？！？！』






夕花「A、やっぱり寝ぼけてた？」





『寝ぼけて、、、なかったはず、、、なんだけど、、、』







自身がなくなってきた





でも、、、、見た、、、、はず、、、、






もんもんとしていたら
若葉も合流して




夕花が話をしてくれた






若葉「Aって霊感ないんだから
寝ぼけてたってことになるんじゃないの？」





『やっぱりそうなのかな、、、？』





食事をとりながら
話をするけど





私、絶対、、、見た、、、、はず、、、







確かに霊感ないし
幽霊なんて見たことないけど




でも怪奇現象とかって
霊感なくても体験するもんじゃないの？








３人で話していたら
若葉と同じ寮の紗香が混じってきた




紗香は寮は違うけどクラスは一緒で
たまにイツメンがいない時に私たちに混ざってご飯を食べる





紗香「まぁ、この学校の寮って
幽霊いっぱいいるし

おかしな体験ではないんじゃない？」





紗香は見える人、らしい




この寮ヤバイってよく言ってるから





１から話をしたら
疑うこともなく言われた






立地的にも
隣が葬祭場だからなぁ、、、





なんて思ってたら





紗香が面白そうににんまりと笑った






紗香「他室他階禁止だからよかったけど
もし禁止じゃなかったら
Aどうなってたんだろうね」







『、、、、こわぃ、、、』





禁止じゃなかったら


きっと中に入ってた






そしたら私はどうなっていたんだろう








無事に出ることができたのだろうか









今となってはわからない









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