傍観者でいたかった【D.Gray-man】２

51.ティキ・ミック ページ6

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チャオジーがずっと
冷たい視線を私に向けていたことには気づいていた




でも次はアレンくんにその視線が、、、



それほどにAKUMAやノアを
嫌っているのだろう




『、、、、ティキ、、、？』





ティキの体が
動いた気がした




チャオジーに向けていた視線を
ティキに戻してみると



うっすらと目を開けたティキ




『ティキ、、、よかった
気がついたんだ、、、っ？！』





異様な気配、、、殺気？



を感じて思わずティキから離れた





チャ「オレらの想いを裏切るんスか？
助けるんならアンタたちは敵だ

奴らと同じ悪魔だ！！」





チャオジーの悲痛の叫びが聞こえたのか
それともただ単に正気じゃないからなのか



ティキからムカデのようなものが無数に飛び出して
チャオジーを攻撃した



間一髪でアレンくんがチャオジーをかばったけど
アレンくんがもろに攻撃を食らう




リ「アレンくん！」



ア「、、、ち、ちかづかないで、、、、」






ムカデのようなものはアレンくんを締め上げ
苦しそうな声を出すアレンくん




『ティキ、、、、』




正気じゃない




こんなの私の知ってるティキじゃない





ア「お、、、前は、、、


そんな、、、ノアの力は、、、
破壊したはずだ、、、っ


どういうことだ

お前、、、誰だ
ティキ・ミックなのか、、、？」






信じたくない




こんな、、、、






右手の甲から黒い血が
滴り落ちていた



傷口はまるで額にあった聖痕




これがティキの本来の姿だとでも言うのだろうか




大きな叫び声をあげて
体が変化していくティキに

もう言葉が出なかった




涙が、、、ほおを伝って流れ落ちる




退魔の剣で貫いたから
こんなことになってしまったのだろうか




それとも普通に戦っていても
同じ結果になっていた、、、？



体は全身黒くなり
まったく違うものへと変貌したティキ




アレンくんが必死に戦ってはいるけど
まったく相手にならない


レベルが違いすぎる




『ティキっ！！
正気に戻って！！！！』




いくら叫んでもティキには届かない




ラビも参戦して戦ってる





やめて




お願いやめて、、、





アレンくんも



ラビも




ティキも






もうやめてよ、、、、、、









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