傍観者でいたかった【D.Gray-man】２

50.ティキ・ミック ページ5

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ロードが死んだ、、、？




アレンくんとラビが戦っていたはずなのに
いつの間にかロードが墨みたいになって消えていった




しかも最後にアレンくんの名前を呼びながら、、、




チャ「なんスか今の」




ラ「ボソッとアレンって聞こえんかった？
どんだけ好きなん？
アレンお前マジあの子に何したんさ」



ア「何もしてません
変なコト言わないでください」





ロードがいなくなってラビも無事
一気にいつものような雰囲気に戻るみんな



私は一直線にティキのもとへ向かった

ろうそくが無くなったから
障害となるものがなくなったからだ




『ティキ、、、、』




抱きかかえてみると息もしてるし脈もある




ノアの力を奪っただけってことだったけど
だったらなんでずっと気絶しているんだろう




なんだか嫌な予感がするのは
私だけだろうか





アレンくんたちは向こうでなんだか盛り上がっている

扉は無事なのかどうかって話してるけど
一緒に来ていたはずの神田やクロウリーは
どうするつもりなのだろうか




置いていく？、、、まさかね




ア「Aさん
ティキ・ミックとレロを連れていきます」




ラ「はぁっ？マジで言ってんのか」




ア「ティキ・ミックはもうノアを失ったただの人間です
それにラビだって見てるでしょう

汽車で初めて会ったとき
彼には人間の友達がいた！

あの人間は何も知らずに
ティキ・ミックの帰りを待っているかもしれない

それにAさんだって
置いていくのは辛いでしょう？」




アレンくんはどうしてそこまで
まっすぐでいられるんだろう




アレンくんを殺そうとした相手なのに
なんでそこまで、、、




『ここに置いておけばきっと
千年伯爵が助けてくれると思う、、、

でも、、、、』




ア「心配だから残るって言いたいんでしょう？」





『、、、、、、』




バレバレだった
さすがアレンくん、、、




ア「教団に連行しようって言っている訳ではありません
一緒に箱舟から出るだけです」




一緒に出るだけ、、、それなら、、、、




ラ「オレは別に構わない、、、っでも、、、
ノアを助けたことが教団にバレたらお前は、、、」






そうだ
バレたらタダでは済まないだろう

だったら私が一緒に残っていた方が
いいのではないのだろうか




チャ「助ける、、、？
あの男を殺したんじゃなかったんスか、、、？」




ずっと視線が気になってはいたけど
チャオジーの冷たい言葉が聞こえた









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