傍観者でいたかった【D.Gray-man】２

67.鴉 ページ22

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あと少しで出口



そんな時の前に
知らない男が立ちはだかる



『え〜っと、、、どちら様？』


少なくても本部の人間ではない
てことは彼がリンク監査官？




リンク「初めまして
私はハワード・リンクと申します

ルベリエ長官からあなたを連れてくるように
命令を受けました」



やっぱりこの人があのリンク監査官


おでこにほくろが二つ、、、
覚えやすい顔してるな



『それはそれはご苦労様です
挨拶も済みましたし私は行きますね』




もっとガタイのいい大男が来るのかと思ったけど
まさかの普通体系の私とあまり歳の変わらなそうな男



ルベリエ長官は
本当に彼で私が止められると思っているのだろうか




リンク「拘束させていただきます」



そういってポケットから取り出したのは
札？みたいなもの



いったい何をするつもりなんだろうか



『何を、、、っ！！』




リンク監査官が札を投げると
その札が私めがけて飛んできた



どういう理屈で動いてるんだろう



間一髪交わしてはみたものの
追ってくる札



ひらりひらりと
避けながら出口に近づく



リンク「逃がしませんよ」



そう言った彼に一瞬意識が向いた時
体に札が巻き付いた



『なっ？！』



何これ、取れないんだけど！！！


リンク「確保」



涼しい顔で立つリンク監査官に
少しイラっとする



『これ、何？』


リンク「護符です」


『だからその護符って何？！』


リンク「企業秘密です」



『ケチ！！！』



企業秘密って何？！
教団って企業なんだっけ？



てか、そんなこと言ってる場合じゃなかった




『イノセンス、、、』



この護符？から抜け出せるかわからないけど
ダークブーツを解除して


ティキの力である万物を選択する力で
護符から抜けようと試みる




あっれぇ〜駄目だわ



マジでこの札、どういう術何だろう




リンク「連行します」




『今すっごくあなたの顔を殴りたいわ』



リンク「できるものならどうぞ」



何だろう、、、この男
すっごくムカつく



生理的に無理なのか？
たぶんそうなんだ



こういうタイプの男がきっと
無理なんだわ



リンク監査官に担がれて
せっかく出口付近まで来たというのに
強制的に教団内に連れ戻されてしまった




さぁ〜て



どうやって逃げようか、、、、







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