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「へー!うらたぬきさん…!確か私がここを借りる前に使われてたグループのリーダーさんですよね?間違ってたらごめんなさいっ!」

う「い、いや、合ってます、合ってますよ!」

「ふふふっ」


クスクスと笑う彼女が可愛くて可愛くて鼓動が早まる。
冷静になんてなれない。


う「そ、そんなに笑わなくてもっ…!」

「だ、だって、すごく必死なんですもん…wうらたぬきさん、もしかして緊張してます?」

う「うらた、でいいですよ…。そりゃ、緊張します…」

「うらたさん、ですね!…なんでですか?」


嗚呼、何故こんなにも無自覚なんだろうか。
自分が有名な歌手だと分かっていないのだろう。

俺は彼女に自分のもこちゃん専用垢を見せた。
認知…はないか。だってもこちゃんだもんね。
平等、それがもこちゃんにぴったりの言葉。


「うらしま、わたる…」


どうしよう、推しに名前を呼ばれている。
わたるって、そしてアカウント名も…。

こんなの、湧かないわけが無い。
本当なら抱きつきたい、この腕に、閉じ込めたい。
もっと欲を言えば他の男なんかに見られたりしないように俺の家に閉じ込めたい。
誰の目にも、触れないように______


「あ!もしかして古参の…?」

う「え…」

「えっと、私の初めてのイベント…確か握手会の時にネックレスをくれた…!」


そう、俺はもこちゃんの古参。
1番最初のファン、という訳では無いが、かなり古参の方で、イベントは行けるだけ全部行った。

そして、あの日、初めてもこちゃんにあんなにも近づいて、喋って、触れた日____

俺はネックレスをプレゼントした。
独占欲が強い俺は緑の小さな宝石が埋め込まれた綺麗なネックレスをもこちゃんに手渡ししたのだ。

嗚呼、好きだ。
好きすぎて、泣いてしまいそうだ。
認知、してもらってんじゃん。


う「っ、もこちゃん」

「わっ!?」


思わず隣にいる彼女を抱きしめた。
少し涙が出てきて、俺はそんな顔を見られたくなくて離れようとしたもこちゃんを更に抱きしめた。

すると察してくれたのか、もこちゃんは腕を俺の背中に回して背中をぽんぽんしてくれた。
小さな君の肩に顔を埋めて落ち着くまで抱きしめていた。

__________________

え、普通にこんなの号泣ですよね()
てかただのファンみたいですね…もうちょっと頑張ってみます…!!

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ちょこ - 更新が止まってます!戻ってきてください!続き楽しみに待ってます!(´;ω;`) (2021年3月18日 13時) (レス) id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
夢宮(プロフ) - くれあさん» 本当ですか!そう感じてくださるといいなあって思いながら文を考えているので嬉しいです!ありがとうございます!頑張ります!! (2020年1月5日 22時) (レス) id: c029a840aa (このIDを非表示/違反報告)
夢宮(プロフ) - 圧倒的リス@春ツアー当選祈願さん» うらたさんが同担拒否ってなんだか想像がつきませんよね笑いえいえ!小説でも嫌だなあって思うことはありますから仕方ないですよ! (2020年1月5日 22時) (レス) id: c029a840aa (このIDを非表示/違反報告)
くれあ(プロフ) - おおぉ…!バレそうな感じめっちゃ良きですね!!私的にはバレて欲しい気持ちもありますが…wソワソワしますね…更新頑張ってください!応援しています! (2020年1月5日 1時) (レス) id: 969ca89a31 (このIDを非表示/違反報告)
圧倒的リス@春ツアー当選祈願 - うらたさんが同担拒否ってなんか好き!個人的にうらたさんとくっついてほしい!だって、いくら小説でも志麻さんが誰かと付き合うのいややん?(キモくてすいません) (2019年12月21日 3時) (レス) id: 856e5af163 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夢宮 | 作成日時:2019年8月30日 12時

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