ダイアゴン横丁 ページ5
数ヶ月が経ち、ダイアゴン横丁での買い物の日が訪れる。
必要な教科書を買い込み、オリバンダーの杖の店を訪れる。
セブルス、リリーが杖に選ばれてついに俺の番。
二人共、何か言われてるようだったけど、俺には全然聞こえなかった。
「オリバンダーさん、俺は…」
「A･エバンズ…そこのリリー･エバンズの弟だね？…でも、二人は似ていないなぁ…」
ぐっ、と息がつまる。
…赤毛の髪が生えてても似ていないのは仕方ないよ。血は繋がってないんだから。
オリバンダーさんが選ぶ杖を二本振るったがどちらも俺に本が落ちてきたり、書類が舞ったりするので合わなかった。
「…なら、これはどうだろう。榛の木、芯はセストラルの尻尾の毛、25センチだ」
その杖を受け取ると、リリー達と同じように自身の周りが少し明るくなった気がした。
「…決まったようだな？」
「はい、お世話かけました」
「A君…気をつけてな。その杖は闇の魔法使いに落ちやすい、強力な杖だからな」
オリバンダーさんが最後にぽつりと呟いた声はリリーが扉を開ける音に掻き消されてしまった。
次に訪れたのは、セブルスが既に訪れていたペット屋だった。
「セブルス、いないと思ったら…」
「…遅かったな」
「聞いてセブルス。Aってば杖選びで本が頭に落ちてきたのよ？笑ってしまったわ」
リリーは俺の頭を撫でて慰める。
それを見て店員が少しくすくす笑っていた。
「…そうか」
あ、これはセブルスも笑ってる。
後ろを向いても肩が震えてるから分かるぞ…
「…母に、お金を多めに貰ったんだ。二人に僕からプレゼントしよう。ペットを選ぶといい」
その一言に思わずリリーと一緒にセブルスを抱きしめた。
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八神(プロフ) - ああさん» ……ああ！？本当ですね……修復が難しい流れなのでキャプション記載させていただきます。ご指摘ありがとうございます。 (2019年11月9日 22時) (
レス) id: 5d49f427fa (このIDを非表示/違反報告)
ああ - あの、組分けの時って苗字順に呼ばれるじゃなかったですっけ？ (2019年11月4日 11時) (レス) id: a72da57039 (このIDを非表示/違反報告)
LN - 楽しみにしてる、いい作品だね！こういうのハリポタだと珍しいから頑張って！ (2019年5月27日 0時) (レス) id: 33cdc0490e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：八神 | 作成日時：2018年12月21日 21時
