ちょっとちょっと、太宰さん！？ストップストップ！！【文スト】

２３．得策とは ページ50

１階の１室で資料を整えていると、通路から国木田さんと敦くんのものと思われる声が聞こえてきた。敦君の声はボソボソしていてうっすらとしかわからないけど、

「おい、何処に行く小僧。 おい！！」

　・・・・・・怒ってる。

『どうしました国木田さん。敦君は？』

「彼奴どこに行ったんだ。全くこのクソ忙しいときに。」

『うーーんよく解んないですけど、このファイルで最後ですよね、とりあえず。国木田さんはもう上行ってください、あとはやっておきますから。』

　私もすぐ行くので。国木田さんが持っていたファイルの山を預り部屋に押し込めに行く。

「それもそうと太宰はどう
『あっ！ あーー！！ ポートマフィアがいつ来るか判らない！ ほらほら国木田さん、大事な戦闘要員は多い方がいいですから速く速く......』

　できれば私だって行きたくない。だって絶対一人は知り合い居るもん気まずいじゃん！
　太宰さんが如何考えているかは解らないけど、会わない方が得策ではあるんだとおも...う。

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　廊下に気配がある、彼らのお出ましの様だ。人数もそれなりにいるし、もしかしたら......

　豪快な破壊音と共に入り口が吹っ飛ぶ。嗚呼、酷い普通に開けてくれたっていいじゃないですか、広津さん。

「失礼する探偵社諸君。心配ない、用はすぐに済む。」

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次話続編です！
続編移行予定日 12月 14日

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