ちょっとちょっと、太宰さん！？ストップストップ！！【文スト】

こネタ ページ18

『それで、何をお手伝いすればいいんですか？』

　探り合いをしたところで何も変わらないし、太宰さんのもとには一生戻れない。

　とっとと要件済ませて、太宰さんの頭上に落としてもらわなくては…

「あぁ。なにすぐ終わる、ちっとばかしお前の異能を貸してほしいだけだ。後探しモンを」

『私の異能力で何するんですか？』

「エリス孃にネックレスを作る様仰せつかったんだよ...」

　エリスちゃんのお使い・・・

「貝殻と真珠のネックレスだとよ」

『否、貝殻は判りますけど、真珠ぅ？？ それは流石にわがｍ(んぐｩｩ』

　おもいっっきり海に沈められた。そういえば未だ通信繋がってるんだったっけ？

『すみませんでした。じゃあ探し物ってそれの事ですか？ 異能も』

「否。真珠はもう見つかってる、だから探しもんってのは貝殻の方だ。なかなか良い形のが見つかんなくてな」

　は？

『あ、そうですか。判りましたーすぐ見つけてくるんで、幹部サマはどうかネックレスのデザインでも考えててください。』

　なんなん？ 同情返せ。

・

・

・

『こんなもんでどうですか？』

　ざっと10個程持って来た。気に入った物を２つ３つに増やせばいいだろう。

「応、ありがとな」

　何でもいいが、何でこのお方ずっと沖の方に居るの？

「こんなもんで善いか」

『おお！！！』

　増やした真珠と貝殻を透明な糸で繋いだ、シンプルだけどかわいらしいネックレス。

『流石です中也さん！！この短時間で！』

「お前もお疲れさん」

　スッと頭を撫でられる。
稽古をつけてもらってた時は、偶にこうして褒めてもらっていたっけな。

　懐かしさに思わず目を細めた。

『ん？』

　あれ、何で中也さんの頭頂部が見えるんだろう。
流石の中也さんも私よりは身長高いのに・・・

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次で海水浴最後。タブン

次回更新予定日:5月31日

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