検索窓
今日:12 hit、昨日:1 hit、合計:1,147 hit

夢主side ページ17

〈Aside〉

あーあ。

乱れたシーツを見て、私は自己嫌悪のため息を漏らした。

隣にいるおそ松には聞こえないくらい、小さく、細く。

結局流されてしまうのは、私の悪い癖だ。

(……この間だって、廊下でキスされたし。)

バレたらどうしよう、なんて理性が働いたのは、結局、唇がはなれてからだった。

今日は用心しようと思ったのに、仕事帰りに訪れた松野家にはおそ松だけ。

絶好のチャンスとばかりに誘ってくる彼をかわすことができるはずもなく。

「たばこ買ってくるわ〜」

能天気な声でおそ松が言う。

いってらっしゃいと言いながら私は脱ぎ散らかされた服を手に取った。

いい加減、せめておそ松の家でするのはやめたほうがいい気がする。

たまにおそ松が家に来ることもあるのだが、私が仕事をしている以上、来てくれても家にいないときもある。

おそ松にしてみればそれが面倒なのだろう。

でも、いつ誰かが帰って来てもおかしくない状況よりはましなのに。

と言いつつ断れない私も悪いけど。

そう思いながらブラウスの袖を通したときだった。

.→←.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (2 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
設定タグ:おそ松さん , 速度松 , おそ松
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:真由香 | 作成日時:2018年2月24日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。