土井先生 ページ3
『いや、あの……知らない女を学園に…あ、子どもたちがいるところでいいんですよね。
危ないとかって思わないのですか？』
「お主みたいな者は優しい！だからじゃ！！」
『どこに根拠があるんですか！？』
ついツッコみをしてしまった。だってそうだよね、根拠ないよね。これ
学園長先生、でいいのかな。学園長先生はふむ、と考えるような仕草をしてこう言った。
「少し前に、お主みたいにここに来た女子がいた
その子はとても優しかったんじゃ…だから同じ落ち方をしてきたお主は優しいってことじゃ！！」
『それ人が違うんですから、もしかしたら私は性格悪い女かもしれないんですよ』
これはそうだと思ってる。だって私はその子じゃないし。
いくら優しかったとしても私が優しいとは限らない。だからといって私が性格がとてつもなく悪いとは思いたくないけど。
「でもお前、話し方的に性格が悪いように思えないぞ？
それに、目もそんなやましいことを隠しているような目とは思えない」
と、小平太がいう。
え、そういうのも分かるの？？野生の勘とかいうやつ？それとも忍者だから？？
忍者に嘘は通用しないからなとかと聞こえてくる。
「と、いうことだからお主がなんと言おうともここの学園にいてもらうっ！
土井先生、案内よろしく頼む！」
「はい、学園長先生」
知らぬ間に話が勝手に進んだのですが！！！
私に拒否権はないようです。いやいや、私がとんでもない悪女だったらどうすんだよ。いくら勘がいい人でも見つけない演技派系悪女だったらよ……
顔面蒼白の状態になっていると、土井先生に手招きされた。どこに案内するのだろう。部屋かな…
「お前も突然こんなことになって大変だろう？
不安なことがあったらいつでも私に相談しなさい」
『……今の状況が不安です』
「はは、そうか」
土井先生は眉を下げて笑っていた。
いやかっこいいな。さすが皆の初心を奪った人物。
「この学園の人はお前を歓迎している。だから、安心するといい」
だからなんで私を信用するのですか。最初から。
その前の子が超絶天使♡プリティーガールだったとしても私が超絶悪女☆残念ガールだったらどうするんだ。
「おっと、ここがお前の部屋だ。
一年生の部屋と近いから会ったりしたら仲良くしてな」
『は、はい！』
よかった！！一年生の近く…！
プレッシャー的にも上級生と近くなくて安心した…
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あまね(プロフ) - あっ、すき (10月22日 19時) (
レス) @page20 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
勘ちゃんに食べられたいお菓子🍡 - 前の天女がどんな奴か気になりました（お話にあまり登場してないからですね〜）更新ファイト (2023年2月10日 1時) (レス) @page3 id: 5ad601e96f (このIDを非表示/違反報告)
星空(プロフ) - 加恋さん» コメントありがとうございます！マジでほんわかな天女ネタが少なかったので作っちゃいました笑 もしお気に召してもらったら嬉しいです〜！ (2022年12月2日 19時) (レス) @page18 id: 5e483aeaf9 (このIDを非表示/違反報告)
加恋 - 天女ものでこんな平和な話が読めるとは…！ (2022年12月1日 13時) (レス) @page18 id: ec7d7f69d7 (このIDを非表示/違反報告)
星空(プロフ) - あいさん» この作品では性悪な少女が落ちてこなかった世界で二人とも優しいので正直信頼度はクソ高ですね(？)お団子私も食べてみたいですね… (2022年8月20日 20時) (レス) @page16 id: 5e483aeaf9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星空 | 作成日時：2022年7月4日 14時
