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101 狙い ページ10

南雲「はあ!?何言ってんの?!」

私の言葉にはさすがに驚いたのだろう。
目を見開いて私に言った。

A「薫……声を抑えてください。誰かが来ちゃいますよ?」

南雲「……」


そういうと、ぐっと薫が口を閉じた。
その仕草が何となく可愛らしい。


南雲「全く…何考えてるんだよ」


A「まあ、これはさっき言った一つの提案ですよ。
  今薫は土佐のほうでも結構自由に動けますよね?
  ……なので土佐を裏切っちゃって新選組に入り、様子をうかがう…というのは?」


薫はその言葉に絶句…といった様子で頭を抱えた。

南雲「人ごとだと思って……そんなことしたら俺は土佐の裏切り者だよ?
  あの実験もどうするんだよ……」

A「綱道さんのことなら大丈夫でしょう。
  彼は多分雪村の鬼である貴方のことに従うと思います…
  ってか従わなければ強制的に――――」


南雲「わかったよ。綱道さんはそうすればいいか……けど土佐は」

A「この時代、裏切り者なんて結構いますよ」


私がそういうと、薫は考え込んでしまった。
多分私への反論だろう。


南雲「でも…千鶴が……千鶴がいる。
  近くに………いると思ったら…自分を抑えられなくなるかもしれない………」


急に薫の声が弱弱しくなった。
でも、これが薫にとっての一番の問題。

雪村さん………。


A「……大丈夫ですよ。平隊士ならめったに会わない。
  巡察の時の同行のとき以外…(ボソッ」

南雲「……最後の聞こえているからね?」

102 南雲side→←100 薫と私と



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作品ジャンル:アニメ
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(プロフ) - ようこちゃんさん» ありがとうございます…//!頑張って更新していきます!! (2013年3月27日 22時) (レス) id: 2b17fc2cec (このIDを非表示/違反報告)
ようこちゃん(プロフ) - すごい楽しみですよ〜! (2013年3月27日 16時) (携帯から) (レス) id: 29bc6add98 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ようこちゃんさん» ここまで読んでくださり本当にありがとうございます!四章では展開が早いと思いますが…主人公に色々なことがあります← (2013年3月27日 12時) (レス) id: 2b17fc2cec (このIDを非表示/違反報告)
ようこちゃん(プロフ) - ぱーと3が読み終えました。ぱーと4は明日読みます。主人公はどうなるのかな? (2013年3月26日 23時) (携帯から) (レス) id: 29bc6add98 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 阿修羅さん» ぁ…何となくわかってしまったかも…… (2013年3月17日 21時) (レス) id: 2b17fc2cec (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2013年2月15日 19時

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