僕は、一応歌い手なんです!!((【歌い手】

波乱の幕開け ページ18

『やだ、やだ、やだ！！』
壁にクッションとか枕とかいろいろぶつける。
それでも治まんない。
何がなんだか分かんない、その気持ちでいっぱいだった。
好きって何？何でお兄ちゃんがあんな顔で笑ってたの？ねぇ、なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なん((
....分かんない。何にも分かんない。
そう思ったら、力が抜けていった。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊
まふまふsaid
長い沈黙が続いた。
そらる先輩は何かを考えているようだ。
そんな時、
【ピーポーピーポー】
救急車のサイレンが聞こえた。
しかも、音からしてすごく近い。
嫌な予感がする。
そらる先輩の顔を見ると、同じ考えのようで。
僕らは急いで....Aの家に向かった。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
目が覚めると、白いベットの上に寝ていた。
ここは....病院？
僕は何をしていたのだろう。
何も思い出せない。
「あ、起きたの？」
隣で新聞を読んでいたのは....天月だった。
余裕なその顔がすごくムカつく((
「具合はどう？」
『良いわけないでしょ。ベットで寝てるんだから。』
そう冷たく言うと、天月は(´・ω・｀)みたいな顔をした。ざまあみろ((
「....それで本題だけど、今日なんで入院したか分かる？」
『知らない。』
「....自分が一番よく知ってるくせに。栄養失調、ストレス、それに、睡眠不足。
先生が、今までよく倒れなかったなって"ある意味"感心してた。」
天月は真剣な目で僕を見ていた。僕は見つめ返すことが出来ず、
『....何でうちに来てたの。』
なんて、ぶっきらぼうに言うしかなかった。
....ホント、性格悪すぎ。
自分で自分のこと悪く言う人キライだけど、今ならなんとなく気持ちが分かるような気がする。
だけど、天月は優しく笑って、とんでもないことを言った。
「"Aに会いたかった。"....これじゃ理由にならない？」
な、何言ってんの！？
全く意味がわからない！
あー、恥ずかしい///
そうやって、顔を真っ赤にさせていると、
天月が僕の顔を見て言った。
「....ねえ、A。言いたいことあるから、言ってもいい？」
『え？....うん。』
....この言葉が、僕達３人、いや、４人の関係を壊すなんてこの時の僕はまだ知らなかった。
「....俺、Aのことが好きなんだ。」
....え？僕？
それって....？
「....天月、くん？」
声がしたほうを見ると、
「....まふ。」
まふくんとお兄ちゃんがそこにいた。
＊＊＊＊＊＊＊＊
次回『親友と好きな子とお兄さん』
☆お楽しみに☆

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