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自分の心と歌い手という"職業" ページ13

そらる先輩は優しく微笑んで僕の頭を撫でた。
僕は泣きじゃくっていた。
....どうしてこうなったんだろ。
どうして...!
********
「...Aにはアンチがいるんだ。」
アンチ。その名前も、意味も知ってる。
確かに僕にもアンチがいる。でも、あんなに人気なAにもアンチがいるなんて思わなかった。
...僕はAにアンチについての相談もした事あるのに。Aは僕に何も言わなかった。きっと、Aの事だから僕に心配させたくないって思ったんだろう。
「...まふくん?」
「は、はい。」
「話してもいいかな?」
「....はい。」
「Aはあの通り、人に相談される方であって、自分から相談する事はほとんどないんだ。」
「...はい。」
「でも、Aはいろんな事を抱えてる。...その一つがアンチだと思う。あの子にとって、何より怖いのはアンチだと言ってもいい。それくらいアンチを恐れているんだ。」
「それが、なんでAと付き合ってはいけない理由になるんですか?」
「....まふくんとAが付き合って喜ぶ人もだろうけど、喜ばない人もいるんだよ。」
その一言で息が止まりそうになった。
いや、正確にはその後で息が止まりそうになったと言えば良いだろう。
それは、
『お兄ちゃん!』
Aがそこにいた。
しかも、目に涙を浮かべていた。
...こんなA見たことが無かった。
「....A、どうしたの?まふくんに何か用事でもあるの?」
そう言って微笑むそらる先輩。
....しかし、その笑顔に優しさは含まれてなかった。正直怖く見えた。
『....お兄ちゃんは何もわかってない!僕は...まふくんと付き合う気もないし、ほかの誰とも付き合わないから!僕はお兄ちゃんの人形じゃないから....。』
そう言って部屋を出ていくAを、僕は目で追うことしか出来なかった。
....それから少しの沈黙の後、そらる先輩が口を開いた。
「....俺とAの昔の話をしてもいいかな?」
「....はい。」
何故か、その話を聞いてはいけないと思う自分がいた...。
******
短いけど、次に移ります。

まふまふさんお誕生日おめでとうございますo(^▽^)o→←歌い手としての自覚



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設定タグ:歌い手 , まふ月 , 恋愛   
作品ジャンル:ラブコメ
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雪兎(プロフ) - 鼠猫さん» わかりました(*´∀`*)見に行きますね(^-^) (2013年10月30日 20時) (レス) id: 02b7b1984a (このIDを非表示/違反報告)
鼠猫(プロフ) - 雪兎さん» いえいえ。自分もこないだ指摘された所で、そういえばそうだよなって感じでしたから。良ければ僕の作品も見て下さい。雪兎さんほど人気ないですが (2013年10月30日 18時) (レス) id: 0f26738c0b (このIDを非表示/違反報告)
雪兎(プロフ) - 鼠猫さん» コメントありがとうございます(*´∀`*)確かに全部繋がった文章だと読みづらいですよね(´・-・。)気をつけます(´・ω・`)応援ありがとうございます!頑張ります! (2013年10月29日 23時) (レス) id: 02b7b1984a (このIDを非表示/違反報告)
鼠猫(プロフ) - どうも。初コメになるかな?何か上からになるかもですが、改行とかやった方が読む側としては読み易いですよ。ストーリーは面白いので頑張って下さい。応援してます。すいません、こんな奴が… (2013年10月29日 18時) (レス) id: 0f26738c0b (このIDを非表示/違反報告)
雪兎(プロフ) - コメプリーズ(( (2013年10月16日 9時) (レス) id: 02b7b1984a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さあ、誰でしょうか?!ww | 作者ホームページ:( ・´ー・`)  
作成日時:2013年9月21日 23時

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