歌い手としての自覚 ページ12
まふまふsaid
「まふくんー！起きなさい！」
一階から母さんの声が聞こえた。
皆、僕のことをまふくんと呼ぶのには慣れてる。
....皆が僕のことを弱いとバカにしている事も。
僕は小さい頃から弱かった。
いつもイジメられていた。
でも、Aが僕の事を救ってくれた。
Aは生まれた時からのお隣さん。
つまり、幼なじみ。
物心ついた時にはもう一緒にいた。
Aは僕の事をいつも助けてくれた。
Aのお父さんは空手家で、Aも小さい頃から空手を習っていたらしい。
だから、Aはすごく強い。
....体も心も。
だから僕はきっと....
きっと？僕は何を言おうとしたんだ？
....分からない。
そんな事を考えてるとドアを誰かがノックした。多分母さんだろう。
「どうぞ。」
ドアが開くと、そこにいたのは....
「そらる先輩！？」
「久しぶりだね。部屋に入ってもいいかな？」
「ど、どうぞ！！」
「失礼します。」
....憧れの先輩であり、Aの兄のそらる先輩。
先輩というのは、学校の先輩、そして歌い手の先輩ということだ。
やっぱりカッコイイ！
「今日はどうしたんですか？」
「いや、大した用事じゃないよ。....ちょっと気になる事があってね。」
なんだろう。すごく気になる。
「何が気になるんですか？」
「....まふくんはAが好きなの？」
「な、何言ってるんですか？！」
自分でも分かるくらい、顔が赤くなった。
「...いや、別にAと付き合ってもいいんだよ？でも、兄として気になってね。」
....そらる先輩、笑顔が怖いです((
「で、どうなの？....嘘ついたら許さないよ？」
そらる先輩、それ脅迫ですよ？((
僕はひと呼吸して、
「....分からないです。」
と、答えた。
「....確かに僕はAの事が好きです。でも、それが友達として好きなのか、異性として好きなのかはまだ分からないです。」
「....そっか。じゃあ、俺にもチャンスはあるんだ。」
「え？」
「いや、ないでもないよ。」
....そらる先輩のその言葉がどういう意味なのか分からなかったけど、僕はAに対してどう思っているか分からなかった。
「ねぇ、まふくん。」
「はい？」
「もし、Aの事を....異性として好きなら、まふくんはどうするの？」
「どうする、ですか？」
「....うん。俺は、まふくんがAの事を好きだと思う事は別にいいと思う。....でも、告白するは賛成出来ない。」
「....どうしてですか？」
「それはまふくんが....歌い手だからだよ。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 13人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「歌い手」関連の作品
この作品が参加のイベント ( イベント作成 )
この作品が参加のイベント 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雪兎(プロフ) - 鼠猫さん» わかりました(*´∀｀*)見に行きますね(^-^) (2013年10月30日 20時) (
レス) id: 02b7b1984a (このIDを非表示/違反報告)
鼠猫(プロフ) - 雪兎さん» いえいえ｡自分もこないだ指摘された所で､そういえばそうだよなって感じでしたから｡良ければ僕の作品も見て下さい｡雪兎さんほど人気ないですが (2013年10月30日 18時) (レス) id: 0f26738c0b (このIDを非表示/違反報告)
雪兎(プロフ) - 鼠猫さん» コメントありがとうございます(*´∀｀*)確かに全部繋がった文章だと読みづらいですよね(´・-・。)気をつけます(´・ω・｀)応援ありがとうございます！頑張ります！ (2013年10月29日 23時) (レス) id: 02b7b1984a (このIDを非表示/違反報告)
鼠猫(プロフ) - どうも｡初コメになるかな?何か上からになるかもですが､改行とかやった方が読む側としては読み易いですよ｡ストーリーは面白いので頑張って下さい｡応援してます｡すいません､こんな奴が… (2013年10月29日 18時) (レス) id: 0f26738c0b (このIDを非表示/違反報告)
雪兎(プロフ) - コメプリーズ(( (2013年10月16日 9時) (レス) id: 02b7b1984a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さあ、誰でしょうか？！ww | 作者ホームページ：( ･´ー･｀)
作成日時：2013年9月21日 23時
