*貴女が事務所の屋上で、泣き叫びながら柵を飛び越えた ページ1
『私は誰にも必要ないっ、私なんか、死んだほうがいいんだっ』
中島敦
「そんな事...例えAさん自身にも云って欲しくないです」
その言葉に狼狽えた一瞬で、半虎化する。
柵を軽々飛び越え、貴女をしっかりと抱えるとそのまま屋上からダイブ。
太宰治
「何より君を必要としている人間が、ッここにいるじゃあないか」
涙でぐしゃぐしゃの彼の顔。
もう誰も死んで欲しくない彼。
そんな顔を見ると、飛ぶに飛べなくなる。
国木田独歩
「頼む、冷静になれ、大丈夫だから」
そう貴女に云い聞かせるものの、自分が一番冷静になれない。
_如何する、このまま本当に飛び降りたら?怪我だけじゃ、敦を呼ぶかそれとも太宰?
福沢諭吉
「A」
たった一言。
今の貴女にどんな言葉を伝えても届かない、と息を吐く。
真っ直ぐ見据えて、貴女がこちらに来るのをひたすら待つ。
江戸川乱歩
「君の居場所、此処にあるじゃあないか」
そう彼が云った途端、階段を急いで駆け上がってくる大勢の足音が。
息を切らしながら口々に貴女の名前を叫ぶ社員。
「ほらね?」
綾辻行人
「馬鹿な真似はよせ」
”下手な動きをすれば彼女が死ぬ”
その事が頭を支配して続きの言葉が出てこない。
「...頼む」
貴女が死なない為だった、何だってするから。
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もちのあじ(プロフ) - ノアヰ・イヅナ・ヴァンパイアさん» 返信が遅くなりすみません!数ある作品の中から、見つけてくださってありがとうございます!これからもお互い頑張りましょうね! (9月25日 9時) (レス) id: f3a193ffbe (このIDを非表示/違反報告)
ノアヰ・イヅナ・ヴァンパイア(プロフ) - 初コメント失礼します!私は最近こちらの小説を見つけ、とても気に入ってしまいました!更新が来る度にいつも楽しく読ませていただいております!これからも頑張ってください!邪魔なコメントですが私も夢小説書いております! (6月10日 18時) (レス) @page11 id: de06029f04 (このIDを非表示/違反報告)
サキ(プロフ) - もちのあじさん» いえ赤いのとこだけみて停止中ですと作者様いってもタチの悪い人は再開って書いてますよね?と言いかねんのでよかったです (2022年11月25日 22時) (レス) id: 4d7646cafb (このIDを非表示/違反報告)
もちのあじ(プロフ) - サキさん» 訂正するのを忘れていました!ご指摘ありがとうございます! (2022年11月25日 22時) (レス) id: f3a193ffbe (このIDを非表示/違反報告)
サキ(プロフ) - もちのあじさん» リクエストではありませんが赤いところが再開になり下がリクエスト停止になってるので読者が混乱するのでなおした方がいいと思いますよ? (2022年11月25日 17時) (レス) id: 4d7646cafb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もちのあじ | 作成日時:2022年7月18日 19時