賑やか、楽しいヒーロー達と。【流星隊】

１０：私の返事 ページ10

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そして朝食も食べ終えたあと、各自登校の準備をし始めた。


私の料理、褒められたの嬉しかったなあ。

朝食中にあった出来事などを思い出しながら、
さっさと準備を進める。


そして、ちらりと手帳を確認。

今日のプロデュースはtricksterかぁ。



「よーし！皆、準備は出来たか⁉︎」

「完璧でござる！」

「万全ッスよ！」

「さあ、『しゅっぱつ』です…♪」

「早く行きましょう」



守沢先輩の呼びかけに、流星隊の皆がそれぞれの反応を示す。


あ、登校も一緒にしてるの？

だからいつも一斉に来てたんだ…なんで気付かなかったんだろ。


なんとなくボーッとしていると、鉄虎くんがひょこっと顔を覗き込んできた。



「わ、びっくりした！なに？」

「姉御の返事がないな〜と思って！」



私の返事？

ああ、呼びかけに対しての、って事かな？


ふと顔を上げれば、鉄虎くん以外のメンバーも
一斉に私をガン見していた。



「ああ、すいません！準備完了です！」



慌てて敬礼をすると、皆ニコッと笑って敬礼し返してくれる。


今まで流星隊の皆を見るのはプロデュースの時だけだったから、こういう呼びかけには反応していなかった。

だけど、これからは違うんだね。

ちゃんと、一緒の仲間だから。
だから私の確認も、してくれたんだ。


そう思うと、なんだか嬉しくなってきて。



「さ、行きましょーう！」

「あっ、こら！待てAっ！」



気分も上がってきて、これからの毎日がさらに
楽しみに感じてきだした。

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