賑やか、楽しいヒーロー達と。【流星隊】

３７：一件落着…？ ページ37

「……住ん、でます」

「だよね。なんで俺たちに隠したのっ」




わあ、おこの様子で。

腰に両手を当て、頬を膨らませて仁王立ちする
スバルに手も足も出ない私。

「ごめんなさい…」ともぞもぞ呟くと、
「仕方ないなぁ」と言って頭を撫でてくれた。





「そういうのは教えてよねー！俺もAんちに遊び行きたいじゃん！」

「あはは…楽しいよ。いつでも来てね」

「うん！行く行く！」




簡単に招いても良かったのだろうか。

いや良いでしょ、皆なら良いって言うはずだよ。


そしてしばらくスバルとお話ししていると…





「おーい、席つけー。朝のHR始めるぞー」




佐賀美先生の間延びした声が聞こえる。

スバルとお互いに合図を送り、
私たちは席に着いた。





☆





「はいじゃーさよーならー」




またも間延びのある声で号令をする先生。

一日の授業が終わった。


あとは帰るだけ！




「じゃあね、スバル！とその他多数！」

「あ、A！…まあいっか、ばいばーい」

「おいその他多数とは何だA」




北斗くんのツッコミが背中から聞こえるが、
それに対して少し笑うだけで返事はしなかった。

早く帰らないと。

皆のご飯つくんなきゃ！

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