第23話 新タナ友人 ページ26
黄瀬君と無駄な掛け合いをやっててもしょうがないので、
彼の要望通り匿ってあげることにした。
「きせぇく〜ん!!お昼一緒に食べよ〜!」
「どこ行ったの〜。」
廊下からそんな声が聞こえてくる。
「人気者おですね。」
「いや〜、でも散々ッスわ〜。」
・・・厭味な人ですね全く。
女子2人組が保健室に入ってくる。
「あれ?・・・どうかされましたか?保健室の先生なら職員室ですが。」
とぼけて話しかけた。
「あんた誰?てゆーか私たちが探してんのは黄瀬くんなんだけど。」
きつく言われてしまった、ちょっと傷つくかも・・・。
「すみません、黄瀬君とは誰ですか?見かけていればお教え出来るのですが・・・。」
そういうと彼女たちは目を丸くした。
「はっ?アンタ黄瀬君知らないの?あんなに目立つのに!?」
そりゃあ、目立つでしょうね・・・。
「僕、まだ保健室しか・・来た事無いんです。」
「マジで?体弱いの?大丈夫?」
・・・意外といい子かも知れない。
「いいえ、少し人と話すのが苦手なのです。」
「男子なのに変わってるね〜」
「いえ、男女は関係ないかと・・・。」
「真面目だ!?」
困ったことに会話が弾んでる。
なんだか面白い人たちですし、悪い人じゃないから邪険に出来ない。
「とりあえず、黄瀬って人が来たらいっておきますか?」
話に区切りをつけると、彼女たちは力が抜けたように笑った。
「ああ、もういいよ、何かアンタに毒気抜かれちゃったよ。」
「また来るね〜。」
何か仲良しさんが2人出来ました。
「あれ?オレ空気ッスか?」
暫くして、隠れていた彼が出てきた。
「自分で隠れたんじゃないですか。ていうか、
こんなに他人と話すのは真太郎と敦以外初めてですよ。」
そう言うと、
「どんだけ人見知りなんだよ!?もうソレおかしいっしょ!?」
て突っ込まれた。
まあ、自分でも分かってますよ!
小学校まで平気だったのに、何処で拗らせたんだろう?
「・・・とりあえず、お昼休みそろそろ終わっちゃいますよ。戻って下さい。」
もうそんな時間だ。
「えっ・・・マジかよ!そんじゃまたね!」
そう言って走っていく彼
_____また来る気なんでしょうか?
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ハムスター(プロフ) - 雪ノ姫さん» 了解☆これからよろしくヾ(=^▽^=)ノ (2013年10月17日 19時) (携帯から) (レス) id: 8951343a17 (このIDを非表示/違反報告)
雪ノ姫(プロフ) - ハムスターさん» それじゃあハムさんで!(`・ω・´)こちらもタメでいいです! (2013年10月17日 6時) (レス) id: 86d570a1af (このIDを非表示/違反報告)
ハムスター(プロフ) - 雪ノ姫さん» こちらこそ!あと呼び捨て&タメでOKです/// (2013年10月16日 15時) (携帯から) (レス) id: 8951343a17 (このIDを非表示/違反報告)
雪ノ姫(プロフ) - ハムスターさん» 有難う御座います!友希大歓迎です!宜しくお願いします!!仲良くしてください! (2013年10月16日 12時) (レス) id: 86d570a1af (このIDを非表示/違反報告)
雪ノ姫(プロフ) - 絢季さん» 楽しんで頂けて幸いです!更新頑張ります! (2013年10月16日 11時) (レス) id: 86d570a1af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪ノ姫 | 作成日時:2013年8月5日 22時