19 ページ21
烏丸「さて、昼飯食うか。それとも、先に影浦先輩に会いにいくか?」
「時間は大丈夫なの?」
烏丸「ああ。うちの学校は昼休みの時間学校長いからな。まだ充分に時間はある。」
そうなんだ。
そういえば影浦先輩はお昼ご飯は食べたのだろうか。
今まで気にしてなかったが、、急に行って迷惑じゃないだろうか。
烏丸「影浦先輩には今週中に行くって言ってある。心配しなくてもいい。」
真顔のまま、サラッとそう言うとりまる。
こういうところ、女の子にモテるんだろうなぁ。
「じゃあ、お昼ご飯食べてから影浦先輩のところ、行く。」
烏丸「わかった。じゃあはい、これ。走ってきたから中身は保証できないが。」
「わ、持ってきてくれたんだ。ありがとう。」
とりまるの言うとうり、中身はぐしゃぐしゃだった。でも、それだけ必死に追いかけてきてくれたって言うのが分かって、うれしくなった。
「、ありがとう。」
烏丸「ん?なんか言ったか?」
「なんでもない!早く食べちゃお!」
烏丸「そうだな。」
ぐしゃぐしゃになったのに関わらず、すごく美味しい。さすがレイジさんクオリティのお弁当だ。ぺろりと食べてしまえる。
「ご馳走様!」
烏丸「ご馳走様でした。」
2人そろってお弁当のふたを閉め、つつみにくるむ。
烏丸「さて、影浦先輩のとこに行くか。」
「うん。案内してもらえる?」
烏丸「もちろん。」
そして私たちは3年生のフロアまで歩き出した。
186人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:四希 | 作成日時:2022年1月5日 23時