54℃ ページ4
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「 玲於くん、好き 」
玲於「 … 何、襲われたいの?」
「 そうじゃないけど、言いたくなったの 」
いい感じに筋肉がついてる胸元
私が好きな彼の二の腕
ホクロだってチャームポイントで可愛い
玲於くんの全部が、好きでたまらない
玲於「 Aってさ、案外大胆なんだ?」
「 えっ、そうかな 」
玲於「 びっくりするくらいストレートに言うじゃん、結構照れるんだけど 」
恥ずかしそうに、頭を掻いてる
照れ臭そうにはにかんで誤魔化してるけど、耳はちょっと紅くなってるの
「 だって玲於くん、ほんっとに可愛い … 」
堪らなくなった私は、彼の両頬に手を添えて
柔らかな茶色の髪を わしゃわしゃって撫でた
その時の玲於くんの表情が
小動物みたいで また母性をくすぐられる
玲於「 あんま調子のると痛い目見るよ?」
そう言ったかと思えば、鍛え上げた腕でぐいっと簡単に引き寄せられる
いくら可愛くても、玲於くんの力には敵わない
ぐっと顔が近くなる、首筋や喉仏を見るとやっぱり男の人なんだって感じる
玲於「 俺にとっちゃお前が1番可愛いけど?」
“ ほら、こうやって慣れてないとことかも ”
意地悪く耳元で囁かれたら もう可愛いなんて言えなくなる
「 … っ 、」
玲於「 ほら、結局うさぎちゃんじゃん 」
クスッと笑う顔もかっこよくて、好き
あぁ ダメだ私 完全に玲於くんの虜だ
玲於「 可愛いうさぎちゃんに、ご褒美あげよっか 」
「 ご褒美って?」
それはー… って考える素振りして、ぐっと顔近付けて あっという間に重なった唇
だから、ずるいってば
いつも急にするんだもん …
「 … ん、っ 」
玲於「 なに勝手に離れてんの、まだだめ 」
たった10秒でも、心臓の音がうるさくて
自分がどんな顔してるか分からないくらい 熱いのに
まだだめ、って再び重なってきたのは
さっきよりも濃密で、深くて長くて
「 ん〜… っ!!」
玲於「 なにその声、誘ってるようにしか聞こえない 」
「 な、長いよ … 」
玲於「 こんなんじゃこの先進めないよ 」
余裕そうな笑みを浮かべて、今度はちゅって短いフレンチキスを落とす
どこまでもずるくて、意地悪。
「 へんたい、れおくん 」
玲於「 そのうちAもクセになるよ 」
玲於くんのドSスイッチ入れちゃったのは
多分、紛れもなく私 …
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みずき - 震えるくらいいい話でした!! (2018年2月6日 0時) (レス) id: 2c54f0fef5 (このIDを非表示/違反報告)
honoka - めっちゃよかったです!新作も頑張ってください! (2018年2月4日 15時) (レス) id: fb70c0baa4 (このIDを非表示/違反報告)
うたは(プロフ) - えびちゃんさん» えびちゃんさんは変だからえびちゃんって呼びますね!えびちゃんのお話これからも楽しみにしてます!!!! (2018年2月3日 23時) (レス) id: 45f0dce7ca (このIDを非表示/違反報告)
えびちゃん(プロフ) - うたはさん» うたはさん、嬉しいコメントありがとうございます!! (2018年2月3日 23時) (レス) id: 88c81ce664 (このIDを非表示/違反報告)
うたは(プロフ) - えびちゃんさん» 本当に最初から最後まで最高でした!! (2018年2月3日 23時) (レス) id: 45f0dce7ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:えびちゃん | 作成日時:2018年1月17日 8時