( 続 ) 温 度 差 ℃ ___ Reo . S

53℃ ページ3

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仕事中も、電車の中でも考えるのは玲於くんの事で

時々 駅の看板やポスターにGENERATIONSがあると

ふと立ち止まって 不思議な感覚になるの



だって、私この中の一人と両想いなんだよ？

そんな事って人生で … あり得る？






「 私、死ぬのかな … 」




まだ数十年しか生きてないのに、こんなに幸せになるなんて

もしかしたら長く生きられないんじゃない？

それとも事故に遭っちゃうとか？


この幸せの代償って、すごくすごく大きいと思うの






玲於「 何物騒なこと言ってんの 」


「 だって、幸せなんだもん … 怖いくらい 」






今だって、仕事終わりに玲於くんがウチに来て

あったかいココア飲んでるの
両手でマグカップ飲んで、熱いからってちょっとフーフーしてさ

… ほんとに、すごく可愛いの。






玲於「 ん … 今日は早くAに逢いたくて仕事頑張った。」


「 私も。玲於くんのことばっか考えてた 」


玲於「 例えばどんなこと？」



「 えー… 内緒！」







私もっと貴方のこと知りたくて

ここ最近ずっとジェネの曲聴いて仕事に行ってるんだよ？

それに、暇な時はスマホで よくLINEでも話してくれる “ ジェネ高 ” 観てるの


玲於くんの事は勿論だけど、他のメンバーさんの事も もっと知れて

もっと大好きになったよ






玲於「 何それ、ケチ 」

「 今何してるのかなぁって考えてたのっ 」





それと同時に

やっぱり玲於くんは凄い人なんだなって

カッコよくて、ダンスも上手くて。
ちょっとツンツンしてるけど 可愛くて

私なんかより、ずっとずっと前から応援してくれる人がいて


先輩達からも、愛されてるんだなって感じるし






玲於「 Aは今日何してたの？」


「 んとね、この前言ってた番組観てたよ。めちゃくちゃ面白かった！」





見る度に笑顔になって、好きになっていく

怖いくらい 日を重ねるごとに好きが増していくの


苦しくて 胸が痛くて

幸せなのに、幸せ過ぎて泣きそうで





玲於「 … おいで、A 」




貴方の声が私の名を呼んでいるだけで、幸せ

おいで、って手を引いて抱き締めてくれるとね
もう怖いものなんて何もなくなる

玲於くんさえ そばに居てこうやって抱き締めてくれれば





「 … もっとね、好きになったよ 」


玲於「 うん、もっと好きになってよ 」






もう、とっくになってるよ

今の私には 玲於くんしか見えないよ








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