( 続 ) 温 度 差 ℃ ___ Reo . S

55℃ ページ5

( 玲於 side )





Aは、恥ずかしがり屋のくせに
どストレートに想いを伝えてきてくれる

それが、俺にとっては嬉しい反面、恥ずかしくもあって …


なんていうか、俺だってAの事可愛くて仕方がないから

我慢するのだって 正直結構キツかったりする。






龍友「 なぁ、結局Aちゃんとはヤったん？」


隼「 なんとどストレートな！笑 」


玲於「 … してないから！」







Aの事を話してからというもの

メンバーはしきりに色々聞いてくる

“ 玲於の恋愛の話なんて滅多に聞かないから ” って





亜嵐「 ガチで何もしてないの？キスだけ？」


玲於「 そうだけど 」




いや、まだ1ヶ月も経ってないのにそれくらい普通じゃね？
まぁ、龍友くんや亜嵐くんなら すぐにでも手を出しそうだけど




龍友「 俺なら即抱いてるわ〜 」




… ほらね(笑)

少なくとも俺は、もうちょっとゆっくりでいいかなって。

だってキスだけでもあんなに照れるA見てるとさ
もっと徐々に攻めていきたくなるし





涼太「 まぁ、玲於たちのペースでいいんじゃないかな？仲よさそうだし 」


裕太「 逆に玲於ががっついてたら嫌やわ 」


メン「 確かに(笑)」


玲於「 … 別に俺だって、抱こうと思えば出来たけど。あえて我慢してるわけ 」





そりゃ俺だって、龍友くんに負けないくらい考えてる事は男子高生と一緒だよ？





涼太「 玲於も耐えてるんやな、ちゃんと 」


玲於「 そゆこと 」






ちょっとメンさんが笑ったのにはムカついたけど

涼太くんに免じて許してやろう







龍友「 ってか、はよ紹介してやAちゃん！

会わせへんってことは ブスってことやろ！」


隼「 そんなことないっすよ！結構可愛かったし 」


涼太「 ね！きっとみんな気にいると思うよ 」







龍友くんにそんな事言われたら、もう会わせるしかないじゃん

紹介して、こいつは俺の彼女ですって言いたい

こんな可愛い子なんだって、自慢してやりたい






玲於「 分かった。ちょっと言ってみるよ 」


裕太「 まじ？楽しみやなぁ 」


メン「 会えるのかぁ、Aちゃん 」








A、言ったらどんな顔するかな

前に楽しみって言ってくれてたし

最近俺たちの番組とか 録画して見てくれてるみたいだからメンバーのことは分かってる


あ〜今日も早く終わんねえかなぁ






早く会って、伝えたいよ








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