杖に魅いる２【ハリーポッター】 (ページ14)

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第14話ページ14

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「おつりです」

『ありがとう』

魔法動物ペットショップで、ティンバーの餌や用品を買っていたA。

『あの、ここってザ・クィブラーを置いてたりしますか？』

「そんなもの、ここには置いてないよ。
ほら、あそこの隅に日刊予言者新聞は置いてるけどね。」

『そうですか。』

「あんたオリバンダーのとこの子だろ？
ペットショップなんかより、フローリシュの書店の方があるんじゃないかい？」

そこに無い事はもう調べ済みだった。
雑誌くらいなら、他のお店にも置いてあるかもしれないと思っていたが、そうでも無いらしい。

「あそこに無いんじゃ、ここら辺では無いんじゃ無いかねえ。しかもザ・クィブラーときたもんだ。」

『ありがとうございました』

Aはそこで、クィブラーがあまり人気では無いことを知った。店を出ると片手に紙袋を抱えて、フローリシュ・アンド・ブロッツ書店に向かった。

『なにごと…？』

目的のブロッツ書店は扉が半開きで、本が数冊外に飛び出していた。

「乱闘だってさ」

「いい歳の男らが何をしてるのやら」

行く人々はそう言った。
「何だそんなこと。」Aは気にせず書店に足を踏み入れた。