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『はぁ?
 何言ってんの?
 母さんのことも父さんのことも知らないのになんでそんなこと云えるわけ?
 母さんと父さんの遺言なのよ、(これ)

 其処(そこ)()る爆弾はね、私が潤くんに依頼して取り寄せてもらった高性能、高威力のものよ
 だから、この釦を押せばこの建物は(おろ)か、半径1(km)内に在る建物はすべて吹っ飛ぶわ』


うふふ、と笑って釦を見つめる
すると、足元に暗い影がさした
視線を上げると、少年が目の前に立ってた


?「ねぇ君、そのスイッチ押したら建物だけじゃなくって僕達も君も死んじゃうんだよ?
  だからそんなことやめて一緒に仕事探そう」


さっきまでのオドオドしてた雰囲気は無くなっていた
「こんな僕でも生きてるんだから…」と小さく呟いている


『あら、なんで貴方に指図されなきゃならないのかしら?
 私には生きる意味なんてないの

 だから』


ピ、と手元から私がスイッチを押した音が聞こえた
まぁ、私が押したのだけど


『さようなら?』

?「え、ちょ、あぁぁぁぁぁ!?」


ニコッと笑って言った私の言葉を聞いて、慌てて爆弾の方に走っていく


?「あと30秒で爆発!?」

国「小僧!」

谷「させるか!」


慌てる少年を避難させようと、走っていく国木田さんに体当たりして潤くんが止める


?「国木田さん!

  何か被せる物……!
  何か、何かないか!」



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作者名:せな | 作成日時:2020年12月23日 19時

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