足のはやさだけは認める ページ22
藍「オトヤは、事務所側からしたら今は研修中ってことになってる。
飛行機に乗った履歴とか特に何もないのに、帰ってきたら怖いよ。というか不法入国」
A「ああ、それはそうかも」
藍「だから、オトヤは留学先に帰そう」
音也「えええええ！？ 嫌だよ！ せっかく帰ってきたのに！」
藍「あのね、君さ。自分がアイドルだって分かってる？」
音也「分かってるけど・・・」
藍「分かってるなら・・・」
音也「A！」
A「は？ いや、なんで今の流れで『A！』になるの？」
音也「逃げよう！」
A「は？」 藍「は？」
謎の言葉を発した直後、美風藍に抱きしめられていた私を無理矢理引きはがし、お姫様だっこしたかと思うと突然走り出した。
音也「せっかく帰ってきてAに会えたんだもん！ 帰らないし俺！」
A「はあああ！？」
藍「待ちなよっ！」
音也「やだっ！」
A「なにしてんだああああああ！」
結局音也はあても無く逃亡し、それを美風藍が追ってくるという形で人気の無いところを走り続けた。
音也「はあはあ・・・。なんで疲れないの・・・？」
藍「え？ ああ、僕は持久力はあるんだよね」
いや、理由それじゃないだろ。ある意味持久力とか無いだろ。存在してないだろ。
そしてひたすら走る。
A「でさ・・・。ここ、どこ？」
私は呟く。
音也「・・・どこだろうね」
音也が呟く。
A「ってはあああ！？ 場所くらい把握してくれよっ！」
完全に猫かぶりのかけらも無くなってしまった私をみて、音也が苦笑いを浮かべる。
音也「あははー。ね、ちょっとやっちゃったw」
やっちゃったじゃねえよおおおお！
と口に出そうとしたとき、美風藍が大きくため息をついた。
藍「はあ。僕が地図検索してるから待ってて」
といった。
そうか、機械というのは地図も持ってるのか。しかも頭の中に。
頭の中・・・。
A「こっわwwww←」
藍「何が？ てかなんで急に笑うの？」
A「あ、いやなんでもないですううううううう！」
藍「そう」
美風藍に軽くあしらわれた。ああ、こういうときだけはさっぱりした性格で良かったなと思う。
そんな事を考えていると、急に美風藍が渋い顔をした。
藍「ねえ。ここさ、静岡県なんだけど。さっき東京にいたよね？ どんだけ走ったの？」
は？ 静岡だとおおおお！？
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チョコロ☆(プロフ) - 凄く面白いです！更新頑張ってください！^ ^ (2015年5月17日 18時) (
レス) id: 8b17e93090 (このIDを非表示/違反報告)
アンドゥワ - こ、こ、ここ、更新がんばってくださいぃぃぃぃ！！(≧Д≦) (2013年11月22日 17時) (レス) id: a184cc1cfc (このIDを非表示/違反報告)
紅魔 - この作品大好きです！更新頑張ってください！ (2013年8月29日 17時) (レス) id: a191620b40 (このIDを非表示/違反報告)
みら(プロフ) - 由利亜さん» 更新とまってすみませんでした！これから頑張ります！ (2013年7月22日 21時) (レス) id: 7de09708a4 (このIDを非表示/違反報告)
由利亜(プロフ) - 翔ちゃんがイケメン過ぎて///////// (2013年7月22日 20時) (レス) id: 4fe220a505 (このIDを非表示/違反報告)
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