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第五十五話 ページ10

平「おーい、準備できたかー?」



貴「ちょっと待って。あと少し。」



なんか久しぶりに着るからスースーするな・・・



スッ――



貴「お待たせ。」



平「よし、んじゃ行くか〜っておい!」



貴「ん?」



平「ん?じゃねぇよ!なんで女の格好してんだよ!風邪ひいて馬鹿になったのか!?」



おい、それは言いすぎだ。



貴「そんなんじゃないし。大きな声出さないでよ頭痛いんだから。」



平「いいから男物の着て来い!」



平助が急いで俺を部屋に押し込む



多分他の者に見られないか心配なのだろう



貴「大丈夫だよ〜。バレないって。」



平「バレるから言ってんの!自覚しろよ!そんなの着てたら一発でわかるわ!」



貴「だって、あの服きついんだもん。胸が。」



平「なっ・・・・」



平助の顔がどんどん赤くなっていく



いつまでたってもピュアボーイだな



平「いいいいから着ろ!」



ダンッ



平助は、俺を無理矢理部屋に押し込むと勢いよく襖を閉めた



貴「・・・めんどくせぇ」



それから服を着替え、急いで隊士たちと合流した



平「よし、じゃあ行くぞ。」



平助がなんか疲れてるみたいだけど、別にいいか。



隊「おい、おまえ髪ぐらい結えよ。」



貴「ん?あぁ、忘れてた。まぁ、このままでもいいじゃん。めんどくさい。」



隊(・・・こいつマジでマイペース)



リーンリーン



夏の夜とだけあって、鈴虫か何かの鳴き声がよく聞こえる




心地よい風が頬に当たる




いい夜だ




貴「なにもなければいいねぇ。」



平「そうだといいんだけどな〜。早く帰って飲みてぇな。」



隊長らしからぬ発言を堂々とかまし、平助が欠伸をする



はーちゃんもこのくらい緩かったら付き合いやすいのにな



貴「早く終わらせて帰ろうよ。俺も飲みたい。」



平「え、お前まだ飲むの?」



貴「喉渇いた。酔も覚めたし。」



平「ほんとに強いんだな。限界まで飲むとどのくらいいけるんだ?」



貴「知らね。途中で飲むのに飽きていつも寝ちゃうから。今まで一番長いのは夜から昼まで飲んだやつかな?」



平助の顔が青ざめていく



平「お前すげぇな。」



貴「そう?はーちゃんも多分このくらいけると思うよ。」



平「ふーん(なんだかんだ言って、やっぱ一君のこと好きだよな〜)」



酒の話で盛り上がっていると、いつの間にか巡察が終わっていた。

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百目鬼(プロフ) - ありがとうございます!なるべく早く更新できるように頑張ります。 (2015年1月1日 18時) (レス) id: ba2c7dd8f3 (このIDを非表示/違反報告)
柚子sherbet(プロフ) - 続編おめでとう御座います!無理はしない程度に、ぼちぼち更新も頑張ってください! (2014年12月30日 23時) (レス) id: 5ee1e287b2 (このIDを非表示/違反報告)
百目鬼(プロフ) - 凪さん» あざっす! これからどんどん主人公ちゃんを追い詰めていきますよ(ΦωΦ)フフフ… (2014年10月7日 22時) (レス) id: ba2c7dd8f3 (このIDを非表示/違反報告)
- ほおあああああ!!!続きすっごく気になります!!!更新頑張って下さい楽しみにしてます!! (2014年10月7日 0時) (レス) id: f1c1fe3bdd (このIDを非表示/違反報告)
百目鬼(プロフ) - み♪さん» ありがとうございます!頑張ります(`・ω・´) (2014年9月14日 22時) (レス) id: ba2c7dd8f3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雷々 | 作者ホームページ:http://nekomoti  
作成日時:2014年7月22日 22時

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