ご都合主義 ページ4
貴「ん〜、意外といないもんだなぁ」
とりあえず自分が知ってるキャラに会うために家から出てみたものの、3分歩いたくらいでは誰とも会うことはできなかった。
もちろんお隣さんやご近所さんの表札も確認して回ったけど見覚えのある苗字はない…。まあ、今は関わりない設定だからそんなに近くにいたらおかしいか。
貴「んーとこの先が多分ストバス…でこっち入ってったらマジバ…。本屋もある…」
それぞれ誰かしらが居そうな気しかしない。もはや乙女ゲーム。選択肢で行き先選んだらそれぞれの場所に絶対誰かいてイベント始まるやつ。
貴「………難しいなぁ」
多分どこかに行けば誰かしらとは会える。なんなら推しに会う方法もほぼ分かってる
…けど、その前にまず今1番会いたいのは………
?「離してくださいっ!」
急に聞こえた大きな声に驚いて振り向くと、2人の男と1人の女の子ってか桃井だ。いきなり桃井いた。会いたかった人いた。なるほど、ナンパされる桃井はたしかにあるあるパターン…。
てか実物桃井可愛いな。私ほどじゃないけど可愛い。普通に好き。(元アンチ)
とりあえず今私が出ていけば間違いなくそっちの子も可愛いじゃんになることは目に見えてるしここは誰か大人を………………………いや……読めたなこれは。完全に読めた。王道キタコレ。
貴「…あのっ!その子私の友達なんです!手離してくださいっ!」
桃「えっ!?」
男「あ?………えっ!めっちゃ可愛いじゃん!!!友達なら君も一緒に行こうよ!」
貴「えっ…と…それはちょっと……」
男2「あれ?元気に突っかかってきたと思ったら意外と大人しい感じ?」
やば、まだ夢主になり切れてないせいでコミュ障が出た
男「超可愛いじゃん!とりあえず2人とも行こっか!」グイッ
貴「やっ、ちょ…!離して…っ」
「オイ」
………………!!!!!!!!!
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作者名:hamo | 作成日時:2020年9月21日 23時