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第二十八話 ページ29

平「Aー!稽古サボってんじゃねーよ!」



貴「げ・・・。」



平助が、ものすごい勢いでこっちに走ってくる。



一回ぐらい稽古をサボっても腕は落ちないんだからいいじゃないか。



だから、団体行動は嫌いなんだ。



皆で稽古をしたところで何か変わるわけじゃあるまいし。



青春か、コノヤロー。



貴「勘弁してよ。眠いんだから。」



平「お前、さっきまで寝てたじゃねぇか!昼過ぎに起きてきて何が眠いだ!」



貴「昨日、寝るの遅かったんだよ。」



平「嘘つくんじゃねぇ!一番に寝てたじゃねぇか!」



貴「・・・チッ」



いくら寝ても眠いのだから仕方ない。



逆に、なんであんなに遅くまで飲んでいて、朝早く起きれるのだろう。



あんたたちのほうが可笑しいぞ。



平「とにかく、今日は休ませねぇからな。ほら、行くぞ。」



貴「えー・・・」



平助は、俺の襟を掴んでそのまま道場へ引きずっていった。






ガラッ



道場では、既に隊士たちの稽古が終わり幹部だけが残っていた。



総「やっと来たんだ。何してたの?」



貴「あー・・・寝てた。」



左「お前、よく寝るな。」



貴「誰も起こしてくれないんだもん。」



平「あんな危ないの起こせるかよ。」



貴「なんですか?平助君。」



平「別にー・・・」



平助がプイッと横を向く。



土「A、とりあえず平助とやれ。」



貴「いいんですか?」



つい最近まで、幹部とは組ませてくれなかったのに・・・。



土「もう隊士いねぇしな。」



貴「はーい。」



平「・・・俺だって疲れてんのによー。誰かさんが遅刻してくるから。」



貴「小さいこと気にする男はモテないよ。」



平「うるせー。」



平助が構える。



俺も構えようとしたが、少し試したことがあったのでやめた。



平「・・・なんだよ。構えねーのか?」



貴「ちょっとね。さぁ、どうぞ。」

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百目鬼(プロフ) - 沓名さん» ありがとう! (2014年7月22日 22時) (レス) id: ba2c7dd8f3 (このIDを非表示/違反報告)
沓名(プロフ) - 分かりやすくまとめてくれてありがと! 更新がゆっくりでも待ってるから大丈夫だよ(^^)/ 頑張ってね♪ (2014年6月9日 0時) (レス) id: 8dd220fc52 (このIDを非表示/違反報告)
百目鬼(プロフ) - 月夜桜さん» ありがとう☆ 学校に包帯巻いてドヤ顔で登校してきた君に言われるとは光栄だよ☆ (2014年6月8日 21時) (レス) id: ba2c7dd8f3 (このIDを非表示/違反報告)
百目鬼(プロフ) - 玲音さん» wwwだしょ? 頑張るっす(`・ω・´) (2014年6月8日 21時) (レス) id: ba2c7dd8f3 (このIDを非表示/違反報告)
月夜桜(プロフ) - 人のこと言えない中ニっぷりだね!(^ω^) (2014年6月8日 20時) (レス) id: be8b5973b3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雷々 | 作者ホームページ:http://nekomoti  
作成日時:2014年4月23日 0時

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