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第二十四話 ページ25

貴「・・・帰っていい?」



平「駄目に決まってんだろ。馬鹿かお前。」



隊士たちとの挨拶はちゃんとできた。



平助の組みなだけあって皆いい奴だった。



人柄が出るんだろうな。うん。



なんやかんやで夜の巡察に出たんだけど、真っ暗だし誰もいないしで正直飽きた。



さすがにこんな夜中に出歩いて厄介事起こすような物好きもいないだろう。



ということで、一行目のやりとりに戻る。



貴「これ以上歩いたらなんか折れる。」



平「じゃあ、折れるまで歩け。」



意外とスパルタだった。



平「もうすぐ終わるから我慢しろy「きゃあああ!」



そう離れていないところから悲鳴が聞こえた。



声からして女性だろう。



平「A!まだ終わんねぇな。」



平助は何故か嬉しそうにして声の聞こえたほうへ駆けていった。



貴「・・・はぁ。」



また面倒くさいのに巻き込まれた。



池田屋で働いていた時代が懐かしい。



亭主がうるさいだけで、他の人は良くしてくれたし。



刀なんて使わないで生活できたし。



それが今は新選組なんていう斬るのが仕事のところへ来てしまった。



早く刀のない時代が終わればいいのに。



真夜中に起きて町を徘徊するなんてありえない。



いつもなら熟睡している時間だ。



よって、今俺は機嫌がすこぶる悪い。



そこらへんに居た猫でさえ俺に近寄らなかった。



この鬱憤を晴らすにはちょうどいい獲物だった。



殺す一歩手前までやろう。

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百目鬼(プロフ) - 沓名さん» ありがとう! (2014年7月22日 22時) (レス) id: ba2c7dd8f3 (このIDを非表示/違反報告)
沓名(プロフ) - 分かりやすくまとめてくれてありがと! 更新がゆっくりでも待ってるから大丈夫だよ(^^)/ 頑張ってね♪ (2014年6月9日 0時) (レス) id: 8dd220fc52 (このIDを非表示/違反報告)
百目鬼(プロフ) - 月夜桜さん» ありがとう☆ 学校に包帯巻いてドヤ顔で登校してきた君に言われるとは光栄だよ☆ (2014年6月8日 21時) (レス) id: ba2c7dd8f3 (このIDを非表示/違反報告)
百目鬼(プロフ) - 玲音さん» wwwだしょ? 頑張るっす(`・ω・´) (2014年6月8日 21時) (レス) id: ba2c7dd8f3 (このIDを非表示/違反報告)
月夜桜(プロフ) - 人のこと言えない中ニっぷりだね!(^ω^) (2014年6月8日 20時) (レス) id: be8b5973b3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雷々 | 作者ホームページ:http://nekomoti  
作成日時:2014年4月23日 0時

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