【おそ松さん】脱出ゲーム

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ーー十四松sideーーー

(数分前)


僕は兄弟が次々に死んでいくのを見て、頭が狂ったようだ。



十四「あ…あぁ……あはははは…」



おかしいなぁ。


顔は笑ってるはずなのに、涙が出てきちゃうんだよなぁ。



もう、自分を呪ってでも殺したい。


けど、ここで自○したら兄さん達が悲しむ。


それに、トド松とも自○はしないって約束した。


じゃあ、どうしろっていうの…っ。




カラン




僕のポケットから首を斬ろうとしてた時のナイフが落ちた。


落ちる時に丁度足に浅く刺さった。


刺さった部分から血が滲む。


それは、痛いというより気持ち良かった。



人間は、一度快楽を覚えてしまうともう一度それを手に入れようとする。


その習性(？)に逆らえることなんて簡単にはできない。



十四「あぁッ……もう一度…もう一度その感覚を…っ」



僕は興奮状態になって、気づけば片手にナイフを握っていた。


伸びきったパーカーの袖をまくって、


その見える白い手首に軽くナイフをﾂｰｯとつたわせて、赤い線を引く。


そこから溢れる血を見て、更に興奮する。



十四「ｱｱｱ…もうちょっとだけ…っ」



そして、またその隣に赤い線を引く。



十四「ﾊﾊｯ…さっきよりキレイにできたよ…」



そんな自分でも意味深だと思う言葉が口から出る。



そのあとも僕は手首に赤い線を引き続けた。



自分の気が済むまで。






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