検索窓
今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:47,822 hit

第2ステージ カメラに見つかるな! スプレー ページ12

アーヤside

「剥がれなかったって、粘着力が凄かったってこと?」

若武は頷く。

「ああ。簡単には外せない。」

そっか・・・。

「もしかして、パスワードは全く違う所にあるのかな?」

パスワードに必要のない場所は見れないようにしてもなんの問題も無いし。

「それはない。俺の勘があそこにパスワードがあると言っている!」

ああ、バカ武・・・。

私がゲンナリしているとカイが私の肩に手を置いた。

「まぁ、リーダーが言う事だし信じてみよう。もしかしたら当たってるかもしれないし。それに、あそこにパスワードがある可能性は捨てきれないだろ?」

それは確かに。

若武の説明とは大違いだ。

ピー、ピー、ピー

まずい、カメラだ!

「そこに隠れろ!」

私達は一番近くにあった部屋に隠れた。

最初に隠れた部屋よりもずっと広い。

しかも出入り口にはドアまであった。

ドアを閉めたら安全だ!

私はドアに手をかけて閉めようとした。

するとカイが私の手を止めた。

「そのドアにはドアスコープがない。しかもかなり分厚いから音を聞くことも出来ない。閉めたらカメラが近くにいるかわからなくなるよ。」

あ、そっか。

これも罠かぁ!

「おい、ドアの前で佇むな!それとイチャイチャするな!」

む、イチャイチャしてないもん!

私は渋々カイとドアの後ろに隠れる。

一方のカメラは部屋の方には向かずに行ってしまった。

あれにも馬のシールがついている。

「よし、とりあえず行ったな。それにしてもこの部屋、妙に広いな。」

若武の言葉で私も部屋を見渡す。

ここはどうやら薬品庫みたい。

ざっと100個ぐらいの薬品が並んでいる。

「これだ!」

突然、カイが叫んだものだから私も若武もビクッとしてしまった。

「お前!驚かせるな!」

「ごめんごめん。これ見てよ。」

カイは薬品の中から1つを選んで取り出す。

「ここにシール剥がし用スプレーって書いてある。」

あ!

それを使えばいいんだ!

「しかもご丁寧に4つあるしね。」

パスワードと同じ数だね。

『残り、15分です。』

大変!急がないと!

「よし、アーヤはスプレーを1つ持て。二階堂は2つ。2人は急いで他のチームにスプレーを届ける事!また、パスワードを確認できた場合はここに集合と伝えること!俺はパスワードの確認に行く!」

了解!

第2ステージ カメラに見つかるな! うどらつぶ→←第2ステージ カメラに見つかるな! シール



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (46 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
34人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ホワイトノート(プロフ) - みゆゆんさん» ありがとうございます! (2018年11月12日 17時) (レス) id: 0b7cfa20f4 (このIDを非表示/違反報告)
みゆゆん - 更新頑張って下さい。 (2018年11月11日 10時) (レス) id: 523776e435 (このIDを非表示/違反報告)
ホワイトノート(プロフ) - あおっちーさん» イメ画、お待たせしました! (2018年10月13日 21時) (レス) id: 0b7cfa20f4 (このIDを非表示/違反報告)
ホワイトノート - ありがとうございます! (2018年9月16日 8時) (レス) id: 879f49579e (このIDを非表示/違反報告)
Kokone♪ - ホワイトノートさん» 面白いですね!更新頑張ってください! (2018年9月13日 16時) (レス) id: 1acdcbf3ab (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ホワイトノート | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2018年7月6日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。