天才転校生たちは知っている 高校生編 part2

ショッピング ページ2

アーヤside

朝、私のスマホが鳴った。

小塚君からみたい。

『もしもし。』

『おはよう、アーヤ。突然なんだけど今日って空いてる？』

今日？

私は立ってカレンダーを見る。

『今日は特に予定はないよ。』

『良かった。明日、シュート＆シュートに行くでしょ？その時に屋内の温水プールに行こうって。』

え、そんなところがあるの？

『そこってプールとアスレチックが合体した感じでさ。若武とナツが行きたいって。』

ああ、そんなこといいそう。

『で、ほとんどが水着持ってなくて。だから今から買いに行くんだ。アーヤも来ない？』

そういえば私の水着も小さくなってたなぁ。

『私も行くよ。どこに集合？』

『いつもの駅に2時間後。変装忘れずにね。じゃあまた後で！』

電話の後、1階に降りてママに許可をもらいに行く。

すんなりOKが出た。

さて、準備しなくちゃ。









「あ、来たよ。」

私は急いでみんなの所に駆け寄る。

「遅れてごめん。」

いつもこれだもんなぁ。

明日は早く来よう。

「大丈夫。まだ集合時間を過ぎていない。」

「そんなことより早く行こう。ファンに見つかっちゃうよ！」

ナツの一言でみんなが焦りだす。

「諸君、見つかる前に出発だ！」

若武の掛け声でみんなが歩き出す。

来たのは駅から歩いてすぐのショッピングモール。

結構大きくていろんなものがそろってるんだ。

店内に入るといろんなお客さんがいる。

さすがに10人全員で動くと目立っちゃうよね。

「よし、目立つと危険だから何人かに分かれるぞ。まず女子2人。男子は俺と小塚と黒木とカイ。もう一つがそれ以外の奴だ。」

うん。それぐらいがちょうどいいよ。

「じゃあ2時間後にここに集合！」

買い物の後の災難→←はああああああ！？

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