4.千載一遇 ページ5
坂田side
というわけで、昼休み。
俺たちは莉子ちゃんにAちゃんを誘ってもらい、一緒にお昼ご飯を食べることにした
ま「彼方さんどう思いますか?」
そ「何が?」
待っている間、まふが彼方さんに質問していた
ま「何って……Aちゃんのこと。仲良くなれそう?」
そ「無理だろ。だって中学とかならまだしも、未だに自分の事[俺]って……厨二病引きずってるじゃん、お前みたいに」
ま「あーなるほど、って僕を巻き添えにしないで!」
厨二病ってだけなのかな?そんな簡単に決めつけていいのかな
う「でも言葉遣いも男みたいだしさー、なんだっけ……性同一性障害?とかなのかね」
話に入ってくるうらさん。
最近、聞くことが増えた性同一性障害。どういうのなのか詳しくは知らんけど
別にそうかもしれんけど、話したことも無いのにそんなん言っていいのかな……
そ「まあでも、莉子ちゃんのためにも仲良く―――」
彼方さんがそこまで言うと、教室から1人の生徒が出てきた。
『……チッ、』
それはAちゃんで、俺ら4人を見るとおもむろに舌打ちをして去って行った
莉子「ごめん、ダメだった……」
申し訳なさそうな顔をしながら莉子ちゃんが出てくる
話を聞くところによると、どう説得を試みても、[嫌]の一点張りで、とうとう逃げられたらしい
ま「じゃあ、5人で食べよっか。屋上でも行く?」
まふが嬉しそうに言う。それはそれで失礼やろ
莉子「屋上はAが行っちゃったから、教室で食べよ?」
う「まあそうなるよな」
あの子がそうしたいならそうすればいいけど……でもこのまま放っておいたらダメな気がする
さ「俺、Aちゃんとこ行く」
そ「え?」
俺は弁当箱を掴んで、彼女のいる屋上へと向かった
屋上に着くとそこには彼女が1人で寝そべっていて、それ以外は誰もいなかった
彼女はドアの音でこちらに気づいたらしく、体を起こした
『……何しに来たんだよ』
喧嘩腰で話しかける彼女。怖気づくな、俺
さ「んー別に。なんとなく話したかっただけ」
そう言って彼女の隣に座る
『めんどくせーな』
そう言いながらもこの場から離れようとはしない。
攻め込むのは今しかないな
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ぺるはむ - 夜風@坂田家さん» ありがとうございます!向こうのほうでもコメントくれましたねwwそう言っていただけて嬉しいです (2020年10月30日 19時) (レス) id: 296fc508a3 (このIDを非表示/違反報告)
夜風@坂田家 - 今日見っけてあ、この人(お話も)好きやぁてなりました(伝われ)すと×りて見えてちょっとうっ...てなったけど他の作品も見てみようと思います!これからも頑張っていこって思えるような作品でした。 (2020年10月29日 22時) (レス) id: 4f5e25dcd3 (このIDを非表示/違反報告)
ぺるはむ - まれんさん» wwwいやいや誤字なんて誰にもありますってww (2020年9月30日 19時) (レス) id: 296fc508a3 (このIDを非表示/違反報告)
ぺるはむ - 彩華 ぴあのさん» こちらこそたくさんのコメントありがとうございます!毎日、って決めなきゃ続けられないのでww受験に合格して、絶対帰ってきます! (2020年9月30日 19時) (レス) id: 296fc508a3 (このIDを非表示/違反報告)
まれん - ごめんなさい……この前のコメント誤字ってました。。。めちゃくちゃいい作品でした!! ?は誤字です。すません (2020年9月30日 19時) (レス) id: b33dc05251 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぺるはむ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/perurisu/
作成日時:2020年8月12日 20時