Ep34 ページ35
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クィディッチの選手に選ばれてから
フレッドとジョージは毎日練習で忙しそうだった 。
「 なんだか今日はやけに眠そうね ? 」
いつもならがつがつと食べている朝食も
今日は眠さに勝てず動きがゆっくりだった 。
「 ... ちょっとね 、色々調べ物をしてたんだ 」
「 調べ物 ? どんな ? 」
Aが両隣に座るふたりを交互にみて聞く 。
「 Aがいつもしてるように調べ物をしてたんだよ 」
あくび混じりに言うフレッドをAは首を傾げてみつめた 。
「 私がしてるように ?
... まさかあなたたち図書室にいったの ? 」
Aがはっとして聞くとふたりはもぐもぐと
ゆっくり口を動かしながら頷いた 。
「 閲覧禁止の棚に忍び込んだのね ?
あれほどだめだっていったじゃない ! 」
「 しー ! 大きい声でいっちゃだめだ 」
「 バレずにいけたのにバレちゃうだろ ? 」
そう言うふたりにAは大きなため息をついた 。
「 まったく ... あの地図を使っていったのね ? 」
「 ああ 、そのおかげでフィルチにも見つからずにすんだ 」
まぶたを重そうにぱちぱち瞬きをしながらジョージが言う 。
「 あの地図は私が没収するしかなさそうね 」
Aが 地図を渡して というように手を差し出すと
ジョージはその手を握り握手をした 。
「 ... 違う 、握手じゃなくて !
あなたたちクィディッチの練習もあるんだから
寝不足になっちゃだめじゃない 」
Aは握手された手を振り払うように
ぱっと話すと眉間にしわを寄せてふたりに言った 。
「 クィディッチも大事だけど冒険も同じくらい大事なんだ 」
「 ... で 、あなたたちのいう" 調べ物 "っていうのは
みつかったの ? 」
Aの言葉にふたりはほぼ同時に肩をすぼめた 。
「 はあ ... そもそも調べ物をしに行ったんじゃなくて
閲覧禁止の棚に入りたかっただけでしょ ? 」
「 まあそんなとこ 。」
「 あの棚自体が調べ物ってとこかな 」
悪びれた様子もないふたりにAは呆れた顔をする 。
「 今度Aも行こうよ 」
「 興味深い本がたくさんあったよ 」
「 ... 私は遠慮しておくわ 」
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Fureno(プロフ) - さわさん» さわ様はじめまして︎☺︎嬉しいコメントありがとうございます🙇♀️さわ様のためにも更新はやくできるようにがんばるのでこれからもよろしくお願いします🫶 (2023年3月30日 9時) (レス) id: 616c219f12 (このIDを非表示/違反報告)
さわ - 初めまして!♡いつもお話読ませていただいてます...!🙇♀️♡この作品が大好きです!!暇なときは常に更新されてるかな⁇と、ワクワクしております笑これからも応援しております!! (2023年3月29日 23時) (レス) @page29 id: 3b3f8fe9b0 (このIDを非表示/違反報告)
Fureno(プロフ) - ちーさん» ちー様 、素敵なコメントありがとうございます☺︎最初から読み直していただいたなんて ... とってもうれしいです😭新しい物語も楽しんでいただけるように頑張ります🫶 (2023年3月25日 14時) (レス) id: 616c219f12 (このIDを非表示/違反報告)
ちー(プロフ) - Aparecium、完結おめでとうございます!完結して読み終わってから昨晩最初から一気に読み直しました!!本当に大好きな作品です‥!♡ そして、新作とっっても嬉しいです!!ありがとうございます!応援しております!! (2023年3月25日 11時) (レス) @page3 id: e28b20911f (このIDを非表示/違反報告)
Fureno(プロフ) - すのうさん» すのうさま 、素敵なコメントありがとうございます🙇♀️何度も読んでいただけているとは ... ! とても嬉しいです😭これからも少しでも楽しんでいただけるように更新頑張りますのでよろしくお願いします☺︎ (2023年3月25日 0時) (レス) id: 616c219f12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Fureno | 作成日時:2023年3月24日 19時