イケメン過ぎて逆にモテねぇ！【Alan.S】２

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相談する相手間違えたとはまさにこの事で

でも他に相談する宛がない私は、結局
目の前で"可愛い菓子パン"食べてるこの人に
最近のあれこれを共有するしか無かった




安｢......で？相手役の子に嫉妬してるの？｣

『嫉妬だなんて！ただあのコみたいに可愛くなりたいなぁ〜ってだけ.......』

安｢それ嫉妬って言わないっけ？｣




"ギュルギュルルル"




『ほら、お腹すいてるんじゃん』

安｢やっぱランチに菓子パンオンリーはダメだな、｣




珍しく可愛いイチゴジャムの菓子パン食べてるなと思ってたら、やっぱりランチにそれはNGだったらしい




そして結局


モグモグ
安｢話戻すけどさ、結渚は十分美人だよ？細いし、背は..............、触れないでおくけど｣


モグモグ
安｢結局はね、外見じゃなくて中身だよ、中身｣



『ごめん、あのさ、全然聞き取れない』






親子丼ミニ味噌汁付きセットをモグモグ


結局食べてる。




安｢とにかくさ！
亜嵐くんはそんな人じゃないでしょ？誠実でイケメンで、とにかくイケメンな亜嵐が好きになったのは紛れもなく結渚なんでしょ？｣



安｢幸せすぎるから不安になることだってある！｣



安｢そんなの考えるだけ無駄なんだから、今はとことんこの幸せ楽しみなよ｣



『やっさん.......、』





目の前で"親子丼"頬張ってるこの人の言うとおり、
考えすぎてたのかもしれないな.......


十分すぎるくらいの幸せのせいで、
自分がどんどん欲張りになって行ってしまいそうだ







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安｢.......キマったねー今の｣


『それ自分で言っちゃうかなぁ....』


安｢言っちゃう人なんだなぁそれが(笑)｣


『めっちゃ感動したのに』


安｢大丈夫。言ってることに間違えはないから｣


『ごもっともです』




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有意義な昼休憩の時間も終わり、
午後からはまた資料作りに追われた。



新しい企画内容の資料

プロジェクトメンバー宛の会議の日程

生産工場との連帯事業.......




定時を少し過ぎ、
そろそろ周りが帰り出した頃


に話しかけてきた一人の男性









"上田、この日付おかしくないか？"





その正体は第1営業部の先輩





その手には先程コピーが完了した資料で、

よく確認すると、私が打ち込んだデータにミスがあり、今すぐ直さないといけないものだった。





『すいません！12日の間違いです。すぐ直します！』

"いや、いいよここは俺やっとくから"

『でも.......』









"もう定時すぎてるでしょ？
時期も時期だし俺がしとくよ。









その代わり、さ..........."









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