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第15話○ ページ15

あのあと、三ツ谷くんをおいて
綾瀬くんと2人で帰る。



私はさっきの三ツ谷くんの言葉が忘れられず、
綾瀬くんとの会話は上の空だった。



綾瀬「聞いてる?」



綾瀬くんにそう言われてはっとする。


あ「ご、ごめん」


反射的に謝ってしまった。
これでは話を聞いていなかったことを認めたことになる。
馬鹿だ、私は




綾瀬「じゃあ、入る?」



どこに?


そう思い、笑顔の早瀬くんが指さす方向に目をやると、
そこには18歳以上しか入れないのでは?というホテルらしきところ。



あ「え、あの…」



意味不明な現状に困惑していると、
綾瀬くんにぎゅっと腕を掴まれ、引っ張られる。



綾瀬「大人しくついてきたってことはそういうことでしょ?」


あ「いや、ごめん。そういうことじゃ…」


綾瀬「まさか本当にAさんがきてくれると思わなかったなあ。Aさんの親友誘って、人数足りないこと言ったら、まんまと誘ってくれたよねぇ。まあ三ツ谷がAさんのガードするから、合コンでは話せなかったけど」



先程の綾瀬くんと違い、饒舌になる。

ぼうっとしてこんなところまでついてきてしまった私も悪いけど!
てか私男運なさすぎでしょ!



そう思いながら必死に抵抗する。


あ「ごめん!私、好きな人いるから!!!」




そう叫んだ瞬間、
綾瀬くんの背中が思いっきり蹴られる。




そして綾瀬くんが倒れ、現れたのは、
綾瀬くんを蹴った足をそのままにして、
笑顔で立っているナホヤくんだった。




ナホヤ「なんか困ってそうだったから。誰、こいつ?」




蹴ったことに対してなにも思っていないようにずっと笑っている。
…さすがナホヤくん。



あ「なんでこんなホテル街に?」

ナホヤ「それは聞かないでよ(笑)さ、帰ろうぜ」



そういってナホヤくんは私に背を向け歩き始める。
私もそれに続いて歩いた。

…綾瀬くんも少し気になったが、無視して先に進んだ。

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睦月 - はじめまして!小説読ませて頂きました。面白かったです(*^^*)続きが早く見たいです(笑) (2022年4月2日 21時) (レス) id: 3944e3eebe (このIDを非表示/違反報告)
みつ(プロフ) - 三ツ谷くんと同じくらいナオヤくん好きなので嬉しい展開、、、🥺続き気になりすぎます〜! (2021年10月10日 23時) (レス) id: 241391126f (このIDを非表示/違反報告)
常時眠い人 - じ、人類の不器用代表…どうなるんだろうw更新楽しみに待ってます (2021年9月23日 15時) (レス) @page18 id: 7c01fc8068 (このIDを非表示/違反報告)
うさ(プロフ) - 小川優さん» コメントありがとうございます!!そういっていただけて嬉しくて、私がニヤニヤしてしまいますニヤニヤしてしまいます!(笑)実はナホヤくんも好きで挟まれたいという願望から書き書きしてます!これからもよろしくお願いします! (2021年9月20日 19時) (レス) id: f8afc1b549 (このIDを非表示/違反報告)
小川優(プロフ) - ニヤニヤが止まらないです!笑笑 ナホヤ君がカッコ良すぎてツラい (2021年9月19日 13時) (レス) id: 1ba1957d47 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:うさ | 作成日時:2021年9月7日 1時

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