【東卍】ちふゆくんとらぶち

クリスマス ページ28

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初めて喧嘩をした。
あの後に何度も千冬君から連絡きたけど全部無視している。

分かってた。
千冬君が私より喧嘩を優先する訳じゃないから本当に大事な理由があるのは分かってる。

けど…頭で分かってても気持ちはついてこない。

私達はまだ中学生で…そんな大人じゃないの。





私はクリスマスに毎年お参りしている神社にやって来た。彼氏が居ない時は毎年ヒナとお参りにきてたのだ。(ヒナはタケミチ君と幸せなクリスマス過ごしてるかな…)




ヒナ｢_______A｣


｢ヒナ…｣


2人でベンチに腰掛ける。
お互い何があったかなんて言わなくても分かる。
それくらい付き合いは長いのだ。



ヒナ｢Aは千冬君と楽しく過ごしてると思ってた…｣


｢私もヒナはタケミチ君と楽しく過ごしてると思ってたよ｣


エマ｢_______私は2人とも彼氏と楽しく過ごしてると思ってたよ？｣



目の前にはエマちゃんが居た。
まさかのクリスマスにこんな神社で3人が揃うなんて不思議な感じだった。




エマ｢何があったの？｣




私とヒナはお互いがあった事を話した。
(タケミチ君の好きな人が出来たは確実ウソ。何度も相談乗ったもん。この前クリスマスプレゼントの相談も乗ったばかりなのに。)




エマ｢_______ヒナは親が出てきたのか、それは辛いね。｣


ヒナ｢うん…｣


エマ｢Aちゃんは喧嘩かぁ…_______ん？ならふたり一緒にいる可能性高いね｣



エマちゃんは携帯を取り出してドラケン君に電話をし始めた。

エマ｢必ずタケミっちをヒナの所に連れてきて。あと一緒に居る千冬にはAちゃんの家まで行けって伝えて欲しい。｣


用件だけ伝えるとエマちゃんは立ち上がってヒナと私の手を引いた。



エマ｢2人とも！自分の気持ちに正直に頑張ろう!!｣


｢そうだよね。クヨクヨしてても仕方ない｣


ヒナ｢……どうしよう。泣きそ…｣


｢ヒナ…私も多分泣くから大丈夫｣



2人と別れて私は家に帰宅した。
どんなに遅くなってもアナタを待つ事にする。









(別れたくないって、喧嘩したくないって心から思ってしまうくらい

こんなにも大きな存在になっているの。)









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