決意 ページ27
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稀咲との協定が決まった。
武道「オレはもう二度とみんなの不幸な未来は見たくねぇんだよ!その為ならオレは仇とでも組む!」
千冬「!」
武道「頼む千冬!一緒に組んでくれ」
本当にタケミっちは真っ直ぐな男だ。
人を動かす力を持っている。
正直なところ場地さんとAを殺った張本人となんて組みたくねぇ。
けどコイツは本気で未来を変えたいと願ってる。
その為ならと腹をくくったのだ。
それなら相棒のオレが腹をくくらない訳にはいかねぇよな。
千冬「………しゃーねぇ。今年のクリスマスはムサイ男と過ごすか」
武道「!…ありがとう千冬!!」
千冬「何が楽しくて彼女との予定を断ってクリスマスに野郎と組んで、野郎と戦うのか…」
武道「………なんか腹へんない?」
千冬「減った」
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クリスマスイブ
私は千冬君と過ごす為に千冬君の家に来ていた。
なんか隠してる。
さっきからソワソワしてるしコッチを見ない
「…なに隠してんの」
千冬「へっ…なんの事」
「私わかるよ。ちゃんと話して」
千冬君の目を真剣に見つめた。
すると「はぁ。」と意をけして私を見た。きっと話してくれるのだろう。
千冬「今日の夜から明日まで一緒にすごす約束が…守れねェ」
「………理由は?」
千冬「______言えねェ…」
「喧嘩?」
千冬「…に、なると思う…」
私は鞄を持って立ち上がった。
「ちょ…」なんて間抜けな声を出している千冬君を無視して玄関に向かう。
私はこの日を凄く楽しみにしていた。
千冬君になら…なんて心も決めてきたのに、まさかの一緒に凄せない所か喧嘩をしに行くと言われたのだ。
本当に意味がわからない。
玄関で靴を履いていると千冬君が焦ったようにやってきた。
千冬「26日埋め合わせする」
「______しなくていい。」
千冬「っ…喧嘩したくねェんだ」
「_____なに言ってんの」
私はキッと睨んで千冬君の顔を見た。
もちろん普段温厚な私が睨むと千冬君は目を逸らした。
「どれだけ私が楽しみにしてたか千冬君には分かんないんだね」
千冬「ちがっ…オレも楽しみに……っ」
私の目からはポロポロと涙が溢れてくる。
だって私と過ごすより喧嘩をするのだ。
どんな理由があろうともコレだけは変わらない。
ビックリしたような顔をしている千冬君を無視して私は家を出た。
(こんな辛いクリスマスなんてこなければよかった)
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茜89 - やっぱ千冬は何をしてもカッコイイなー!(その反面可愛いし)この作品と千冬とちゅんさんが大好きです!更新頑張ってください!!(ちょいエロ系好きっス←) (2021年7月11日 0時) (レス) id: 8347574646 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅん(プロフ) - 雪見大福さん» 私も青春したかった… (2021年6月30日 1時) (レス) id: bbc261a5c4 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅん(プロフ) - 椎さん» 大好きって嬉しいです!これからも頑張りますね!! (2021年6月30日 1時) (レス) id: bbc261a5c4 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅん(プロフ) - 郁乃さん» ありがとうございます!これからも頑張ります! (2021年6月30日 1時) (レス) id: bbc261a5c4 (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - やべ青春だぁ…いいなぁ (2021年6月26日 13時) (レス) id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちゅん | 作成日時:2021年6月16日 13時