ヒナとタケミチ君 ページ26
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肌寒くなった夜
プルルルル
家のベットで横になっていると枕の横の携帯が鳴る。
(誰だろう…)
ディスプレイには《ヒナ》と映されていた。
「ハイハイ」
ヒナ「A〜〜っ!!」
今にも半泣きのヒナの声に驚く。
この子はタケミチ君の前では強がる癖に友達の私の前では弱く儚げだ。
「今度はどうしたの」
ヒナ「実はね…________」
よく分からないけど黒龍って暴走族にボコボコにされたらしい。
東卍とかシマとかよく分かんないけど、ヒナはタケミチ君に傷ついて欲しくないだけだもんね。
私も千冬君がそうなったら嫌だもん。
「ヒナの気持ちも分かるよ。タケミチ君って無理しちゃうもんね。」
ヒナ「喧嘩弱いのに…人の為に身体を張れるカッコイイ人なの。けど傷ついてほしくないの。矛盾してるよね」
「矛盾なんてしてないよ。私も千冬君が傷つくの嫌だもん。」
好きな人が傷つくなんて嫌だ。
そんなの当たり前じゃんか。
男の子って本当に難しいよね……
________________________
その頃の千冬と武道
武道「オレ…未来から来たんだ!!」
千冬「は…?何言ってんだオマエ。未来から来た…?」
タケミっちは、オレに全てを話した。
未来で起こること。オレの事。場地さんの事。
そして…________
千冬「なんで、Aとオレが稀咲に殺されンだよ。」
武道「稀咲がオレを潰すには相棒を殺す。んで、計画の為にはAの存在が1番邪魔だって言ってたんだよ。」
千冬「稀咲はオレから場地さんとA2人共奪うのか_____絶対許さねェ」
武道「________信じてくれるのか…?」
千冬「当たり前だ。オマエはスゲェよ。1人で戦ってきたんだろ?誰も褒めてくれねぇのに。
胸を張れよタケミっち。大事なのは結果じゃねぇ!!」
武道「こんな…嘘見てぇな話し…うぅっ」
千冬「相棒だろ?当たり前だ!」
武道「な、泣かすなよ…うぅ…ぐすっ」
千冬「ははっ、オマエの涙腺ガバガバだな」
タケミっちが袖で涙を拭いながらホッとした顔をしている。
コイツから聞いた未来は残酷だ。
オレのせいでAが殺されるんだ。
そんな未来だけは変えてやる。
オレがAを守ってやる。
(Aだけは絶対死なせねェ。)
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茜89 - やっぱ千冬は何をしてもカッコイイなー!(その反面可愛いし)この作品と千冬とちゅんさんが大好きです!更新頑張ってください!!(ちょいエロ系好きっス←) (2021年7月11日 0時) (レス) id: 8347574646 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅん(プロフ) - 雪見大福さん» 私も青春したかった… (2021年6月30日 1時) (レス) id: bbc261a5c4 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅん(プロフ) - 椎さん» 大好きって嬉しいです!これからも頑張りますね!! (2021年6月30日 1時) (レス) id: bbc261a5c4 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅん(プロフ) - 郁乃さん» ありがとうございます!これからも頑張ります! (2021年6月30日 1時) (レス) id: bbc261a5c4 (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - やべ青春だぁ…いいなぁ (2021年6月26日 13時) (レス) id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちゅん | 作成日時:2021年6月16日 13時