仲直り ページ29
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オレは黒龍と大寿との抗争で足を捻ってしまった。
だがマイキー君とドラケン君のおかげで黒龍との戦いは勝利に終わった。
(良かった。本当に)
ドラケン「おい千冬」
千冬「はい」
ドラケン「Aの家に行け。エマより言われてんだよ」
千冬「_______エマちゃんから?」
オレはドラケン君に事の経緯を聞いた。
あぁ。知らない間に助けられてたって事なのか。
あんなに傷つけたのに、どうしようもなく会いたくなってしまう。
ドラケン「バイク乗れっか?」
千冬「うす。大丈夫です」
千冬はバイクに乗りAの家に向かった。
________________
家の前につきインターホンを押した。
ガチャと扉が開くとAが出てきた。
そしてオレの傷だらけの顔を見て顔を歪めて泣きそうな顔になった。
(…こんなにも心配をかけてオレは何やってんだ)
「こんなにボロボロになってまでしなきゃいけない喧嘩だったの?」
千冬「________あぁ。」
「_______そっか」
沈黙が続く。
真冬で雪が降っている。顔が痛い、足が痛い、傷が痛い_______なによりずっと泣きそうな顔をしているAの顔を見ていると心臓が痛い。
「まってて」
Aは家の中に入って行く。
そして出てきたら紙袋を持っていた。
そのままオレに近づいて紙袋の中から真っ赤なマフラーを取り出してオレの首に巻いた。
(何事だ…)
「怒ってごめんなさい。_____コレはクリスマスプレゼント、怒ったまま渡せてなかったから…」
千冬「っ…!!」
オレは目の前にいるAをしっかりと抱き締めた。
こんなに細くて小さいAはこんなに強いんだ。
オレが少しでも力を入れたら折れてしまいそう。
壊れてしまいそう。
「千冬君が意味の無い喧嘩なんてする訳ないのに私は…私の気持ちを優先して怒って…沢山反省したの。私を許してくれる…?」
千冬「もっと責めろよ…オレの事。もっともっと自分の気持ちを優先してくれよ…っ!!」
「_______私の気持ちはアナタが本当に苦しくなったら無茶しないでほしい。私を頼ってほしい。喧嘩は出来ないけど、ずっとそばに居てあげる事は出来るもん。約束したもんね…?」
《千冬「______そばに居てくれるだけでいい」
》
コレはオレが場地さんの時に壊れそうになった時にAに伝えたことだ。
覚えててくれたのか。
千冬「________あぁ。」
(やっぱり君しかいない。)
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茜89 - やっぱ千冬は何をしてもカッコイイなー!(その反面可愛いし)この作品と千冬とちゅんさんが大好きです!更新頑張ってください!!(ちょいエロ系好きっス←) (2021年7月11日 0時) (レス) id: 8347574646 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅん(プロフ) - 雪見大福さん» 私も青春したかった… (2021年6月30日 1時) (レス) id: bbc261a5c4 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅん(プロフ) - 椎さん» 大好きって嬉しいです!これからも頑張りますね!! (2021年6月30日 1時) (レス) id: bbc261a5c4 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅん(プロフ) - 郁乃さん» ありがとうございます!これからも頑張ります! (2021年6月30日 1時) (レス) id: bbc261a5c4 (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - やべ青春だぁ…いいなぁ (2021年6月26日 13時) (レス) id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちゅん | 作成日時:2021年6月16日 13時