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ふわりとしたドレスにヴェール
ついに、この時が来たのだ
あなたと共に歩んでいこうとする日が
「 とってもお綺麗ですよ 」
なんだかお世辞だとわかっているのに嬉しくなってしまう
今、本当に幸せで、幸せで仕方ない
肩をトンって叩かれて、耳元に吐息がかかった
「 A 」
「 ッッ!!?夏目くんッッ!!...驚かさないでよ!! 」
「 フフ、ごめんネ♪...似合ってるネ...凄く綺麗ダ 」
ヴェールをそっと細い指で避けて
私の額にキスを落とした
そして、唇の端にもちゅっと優しく
「 フフ、こっちはあとでネ? 」
「 相変わらず意地悪ね 」
「 そんなボクも好きなんでショ? 」
「 当たり前でしょ 」
『 どんなあなたも私は好きだよ 』
＊
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作者名：夏目さくら | 作成日時：2017年6月3日 12時
