【黒子テツヤ】余命＿年の真っ白少女と透明少年〜出逢い〜【心拍数＃0822】

＊。心拍数＃�鶸�鶚 ＊。 ページ21

貴女side



『みたいな感じ。質問は?』




皆黙ってしまったのだけれど…




『あーもーっ!!』



「「 ! ? 」」



『皆暗い顔し無いの!!一発ずつ殴るわよ!?』




取り敢えず笑顔で言ってやった。
何で皆が落ち込んでるのよ。




虹「Aサーン?」



『あら、私はいつも通りよ?…そんな事より。

此処まで話したから、もう前髪は良いわね』




前髪を持って来たヘアピンで留める。
やっぱり視界が広い。




黒「綺麗な目ですね」



『そんな事ないわ。でも、ありがとう』




貴方の目の方が綺麗だと思うけれどね。
彼だけじゃ無い。皆、目が生き生きしてる。




遥「はーいAちゃーん、そろそろ時間だよ」



『もう? 早いわね』




何だかんだで3時間居たようだ。




『じゃあまた今度ね。楽しみにしてるから』





＊





「A」



『夏野先生』




病室に戻る途中、担当医の夏野先生と遭遇。
その表情は何とも言えない感じだ。




『何となく、言いたい事は分かります。

私、今、こんなに楽しんだら…

きっと死ぬ時すごく怖くなるわ。

それでも、折角なら“生きること”を楽しみたいの』




夏「…後悔、しないかい?」




『今を楽しまないと、後悔します』




笑って告げれば、先生も笑顔になってくれた。
ああ、分かってくれたんだ。




夏「よし、じゃあ学校に行けるよう検査しよっか」



『はいっ』




確か黒子さんと緑間さんが同じクラスの筈。

しかも隣が黒子さんだと言う事が、

嬉しいな。

なんて。

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