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それだけ?なんて思っていると









「なんでこんなとこ来たの?」と彼に聞かれる









「嫌な事あったから」と答えると









「そう」とだけ言った。









また、つまんなそうな返事が返ってきた。








普通嫌な事ってどんな事?とか聞かない?









まぁ聞かれたくないから全然良いんだけど








この人私より感情ないんじゃない







なんて考えてると







「お前みたいな人には似合わねえ、ここ。」









と私に言ってきた。









そんなの分かってた。








なんのためにここにいるのかも









なんでこんなとこに来たのかも









自分が分からない。





なにも求めずに来たのがここだっただけで









「ですよね、帰ります」と頭をぺこりと下げて









立ち上がろうとした瞬間









フラっとよろけて倒れそうになった私の腕を








彼が掴んだ。









「ヒール折れてる」









足元を見てみると片方のヒールが折れてる。





きっとさっき突き飛ばされた時だろう。






(あーあ高かったのに、、とことんついてない)





なんて思っていると





わたしのヒールを脱がして







わたしの腕をおんぶする形で






持ち上げた彼。






「え、ちょっと、まって、え、」








名も知らない今日会ったばっかの人に








わたしおんぶされてる。









これは非常におかしい。









と考えていると

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作者名:P | 作成日時:2018年1月11日 7時

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