妖精たちは風の中１１ ページ10
グレイ「でかした！！クソ炎！！」
エルザ「さすがナツ」
アラベル「やっぱナツに任せてよかったぜ！
ナツ「何だよ三人して・・・これくれー何ともねぇよ」
状況が理解できないナツ。
グレイ「説明しているヒマはねぇがそいつを探してたんだ」
エルザ「私に任せろ」
アラベル「オレもまだ事情聞いてねぇ・・・」
エルザはそう言うと、倒れているカゲヤマの胸倉を右手で持って無理矢理立たせ、左手に持った剣を顔に近づける。
エルザ「四の五の言わず魔風壁を解いてもらおう。」
カゲヤマ「う・・」
ナツにやられたばかりのカゲヤマは抵抗することはできなかった。
ナツ「オイ・・・そんなボロボロなんだいくらなんでもそりゃひでぇぞ」
グレイ「黙ってろ！！」
事情を知らないナツの問い掛けをグレイが一蹴した。
エルザ「いいな？」
カゲヤマ「わ、わか・・・ばっ！」
「わかった」そう言いかけた時、カゲヤマの口から大量の血が出て、ゆっくりと倒れる。
その背中にはナイフが刺さっていた。
その背後にはカラッカがいた。
彼はビアードから「カゲを殺せ」と命じられていた。
エルザ「カゲ！！」
グレイ「ちくしょおぉ！！」
慌ててエルザがカゲヤマを支え、グレイとが駆け寄り、ナツは呆然としていた。
グレイ「オイ！！」
エルザ「おまえの力が必要なんだ！！」
エルザにグレイが呼びかけるが返事はない。カゲヤマは気を失っているようだ。
グレイ「マジかよ！くそっ！」
カゲヤマ「あ・・・うあ・・・ああ・・」
カゲヤマを刺したカラッカは声を振るわていた。
そんな中、ナツはいまだ一人呆然としていた。
アラベル「！てめぇ！！」
ナツ「仲間じゃ・・・ねえのかよ・・・」
カラッカ「ひっ、ひいいっ！！」
カラッカは悲鳴を上げながらは壁の中にもぐった。
ナツ「同じギルドの仲間じゃねぇのかよ！！」
ナツは怒りの形相で怒鳴ると拳に炎をまとった。
ナツ「このヤロォォ！！」
そう叫んで壁をカラッカごと殴り付け、そのまま床に叩き付けた。
エルザ「カゲしっかりしないか！！」
グレイ「エルザ！だめだ！気を失ってる！」
エルザ「死なす訳にはいかん！！やってもらう！！」
グレイ「やってもらうったって、こんな状態じゃ魔法はつかえねぇぞ！！」
エルザ「やってもらわんねばならないんだ！！」
ナツ「それがおまえたちのギルドなのかっ！！」
一同が動揺する中、カラッカを追っていたルーシィとププ、ハッピーが合流した。
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☆よぅこ☆(プロフ) - せのんさん» せのんさん、ありがとうございます。少し更新スローペースになってきていますが、最後まで書くつもりなので、これからもよろしくお願いします。面白いと言ってもらえると励みになります。 (2018年1月24日 9時) (
レス) id: 2041e877aa (このIDを非表示/違反報告)
せのん(プロフ) - このお話面白くて大好きです頑張ってください (2018年1月24日 7時) (レス) id: e59f0df6d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：☆よぉこ☆ | 作者ホームページ：http://id42.fm-p.jp/464/lucy9121mama/
作成日時：2018年1月12日 2時
