二十二頁 ページ5
.
寝ていた霞を叩き起こす(物理)。
霞「んあ？何だ…私の寝起きが悪い事はお前も承知の上だ…ろ……？」
機嫌悪く目を瞬かせた霞が、私の傍らに目を向け、絶句する。
対する少年？も目を見開いた。
？「さ、流石はA様…この様に妖力の強い式を侍らせぶふっ」
霞「誰が式だ誰が!!!
俺はただ此奴が危なっかしすぎるから恩もあるし仕方ないから付き合ってやってるだけであって俺は式になったわけでも従属しているわけでもない！」
少年？の口にダイブして、霞が喚く。
貴「………長台詞ご苦労様…よく噛まないね…」
ツンデレにしか聞こえないのはアレか？私の目か耳か頭が腐ってんのか？
なお喚く霞を無視し、で？と話を促す。
彼は「魅鈴」と名乗った。
魅鈴「鬼です。結構強いらしいです、自覚はありませんが」
霞「ウザいなお前。私は兎も角、低・中級には嫌味にしか聞こえんぞ」
首を傾げる魅鈴に、霞が溜め息をついた。
貴「………それで、要求は？」
魅鈴「お願いがあります」
人ではない速さで、魅鈴が三つ指を立てる。
魅鈴「僕を暫く、貴女様の側に置いてください」
止める間もなく、床に額をつける。
………は？
ポカンと口が半開きな私の隣で、霞が「噛み砕け阿呆」と頭突きを喰らわせた。
魅鈴「何をするのです」
霞「幾ら賢い者でも理解に苦しむ」
貴「…な、何が目的で…？」
ムスッとした顔が案外可愛かったが、今はそれどころじゃない。
魅鈴「実は僕…
…記憶を失ってしまったようなのです」
霞が目を細める。
魅鈴「気付いたとき、僕は一人で倒れていて…発端を遡ろうとしたのですが…どうやら記憶を失っているようで。
色々やってみたのですが…親も居りませんし、友人にも、詳しく自分のことを話していなかったようで…」
困り果てていた所に、噂を聞きつけた同僚(であろう者)が、私に相談したらどうかと提案したという。
霞「だが、側に置いても記憶が戻るとは限らん。或いは、此奴が持つ妖力の恩恵があるかもしれんが…」
霞は真逆、と睨む。
霞「…我らに探せと言うのでは無いだろうな？」
魅鈴「其処までは申しません。ですが、ご協力戴けると…」
とまた頭を下げるのを、溜め息混じりに止める。
貴「分かった。でも、条件がある」
魅鈴の周りに花が飛ぶ。
魅鈴「何なりと！」
.
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 180人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
リサっペ(プロフ) - キセキのファンの先輩？の名前が舛添と野々村って作者さん狙ってますか？笑笑 (2019年1月10日 1時) (
レス) id: cc75c6e61c (このIDを非表示/違反報告)
妖怪アパート大好き(プロフ) - 夏目友人帳と黒子のバスケのコラボ作品だなんて、嬉しすぎます！これからも、頑張って下さいね。いつでも、応援しています (2016年7月29日 13時) (レス) id: 589fb42408 (このIDを非表示/違反報告)
しぇるふぃあ。 - な、夏目くんの彼女設...？！これからも無理せず頑張ってください！！ (2016年6月14日 7時) (レス) id: 2fca820d76 (このIDを非表示/違反報告)
百鬼(プロフ) - 面白いです!夏目友人帳も黒バスも両方好きなので､コラボ作品嬉しいです!!これから､どうなるのか展開が楽しみです!更新､頑張って下さい♪ (2016年6月5日 0時) (レス) id: 3beef78559 (このIDを非表示/違反報告)
マコト - わぁぁぁぁぁぁぁい！！続編だぁぁぁぁぁぁ！！楽しみだな!楽しみだな！頑張ってくださいねぇぇぇぇぇ！ (2016年6月4日 21時) (レス) id: f1a7d746af (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：泉水真琴 | 作成日時：2016年6月3日 22時
