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どうして私はこんな家庭に生まれてきてしまったんだろ



……辛い。もう無理。無理だよ。



A「……限界っ…」



私は自分の部屋に向かって走り出した



マフィアのボス?知らないよ



どうでもいい。



私は…家を出る



こんな見た目だけで中身スカスカの家も、金だけのこの苗字も、自己中心的なママも



全部捨ててやる



私にはもう必要ない



………要らないんだ…



______グイッ



と、思ったその時だった



A「わっ…!?」



突然背後から誰かに肩を引かれ衝動で振り返ってしまった



おそ松「………あー



やっぱりAだ!!!」



……黒いスーツを着た、背の高い男の人がいた



一目でわかった



この人がマフィアのボスだ



……最悪のタイミングで会ってしまった



A「……あっ…は、はい…」



どうしよう…思いもよらなかった展開に思わず何を言えばいいのかさっぱりになった



おそ松「んでさ



泣きながら君、どこ行くの?」



A「……え…?」



泣き…ながら…?



私はハッとして自分の頬に手を当てた



A「……あ…



…な、泣いてたんだ……私…



……あ、は………



………っ……」



……自分が泣いてることに気がつくと



A「うぁっ…



うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあっっっ……!!」



余計にまた泣いてしまった



こんな子供みたいに泣いてしまったのはいつぶりだろうか



……ただ、涙は一向に止まらなかった



おそ松「………



……君は…どうしたい?」



私の泣いてる姿を見て、松野ファミリーのマフィアのボスは言った



……私は…



A「……っ…嫌だ…



こんな…お嬢様やってんのも嫌だっ…



ママに規制されるのも…我慢ばっかりなのもっ…



好きなことしたい、好きなもの食べたい…っ…



……好きな人と結婚したいよ…っ…」



質問されるがままに答えた



昨日思ったことと全く一緒



…だったが



A「……でも…



ほんとは…ほんとはママとあんな会話しかできないのか一番嫌だ…っ…」



…何を口にしたのだろうかと自分でも疑うぐらいのことを付け加えた



………あぁ、そうだ。



私は…きっと



おそ松「………



…そっか。



寂しかったんだよな。」



……マフィアのボスはそう言って私をきゅっと抱きしめた

ジ→←ん



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緑の白猫 - 推しの尊さを凝縮した作品でした。いつも素晴らしい作品をありがとうございました。 (2021年3月24日 3時) (レス) id: 41276e8159 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - めちゃくちゃよかったです! (2017年10月16日 0時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
紅月 狼(プロフ) - おそ松……貴方様は神なのか!? (2017年9月10日 10時) (レス) id: 047865604b (このIDを非表示/違反報告)
ラララコッペパン - 11月11日.....私の誕生日だぁぁぁぁぁぁ!!! (2017年6月9日 22時) (レス) id: a5f99df6e1 (このIDを非表示/違反報告)
まねみー(プロフ) - りあさん» 荒らしじゃないので気にしないでくださいね、コメントありがとうございます。 (2016年12月17日 17時) (レス) id: b7f262e26f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まねみー | 作者ホームページ:   
作成日時:2016年11月11日 20時

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