9話目「姉さんを探しに」 ページ10
トド松side
僕らは家を出ていった姉さんを探すために、長期休暇をもらった。
おそ松「よーしお前ら荷物まとめたかー?」
六つ子で生活費も食費も全部六倍だけど、給料の安定した職業に全員ついていたし、まめに貯金もしていたからお金は十分にある。
足りなくなったら、事情を聞いたハタ坊が全力で力を貸すと言ってくれたから金の問題はまず大丈夫だ。
……そう、僕らは今日から家に一度も帰宅せずに旅に出る。
みんなで相談して、考えに考えた結果。
姉さんが見つかるまでどれぐらい時間がかかるかわからない
ましてや県内かもわからない
僕らに見つからない為に、遠いところに行っているのかもしれない
だけも、それでも僕らは姉さんを見つけるまで絶対に諦めないから
だって、もしかしたらあの男に脅されて出て行った可能性もある
それなら姉さん、今頃きっと泣いてる。
チョロ松「……絶対…
…絶対、見つけ出そう。」
チョロ松兄さんの言葉に
「「「「「おう!!!!」」」」」
後の5人も続いて声を上げた
______
まず僕らはこの辺の地域の人に姉さんの目撃情報がないか探った
一松「当時の服装は白色の長いパーカーでキャップしてたんですけど…」
「うーん…さぁ…ごめんなさい、見かけてないわ…」
姉さんの写真を見せて手当たり次第聞きまくった
十四松「身長は150後半ぐらいで体型は細身で……」
「俺は見てねぇけど…」
…近隣住民からの情報は得られなかった
カラ松「…車が走っていった方向は西方面だ。そっち側の隣町を探しに行こう。」
僕達はまだそっちの方が可能性があることを信じて、電車で一駅先の地域へ移動した
______
そうこうして、姉さんを探して丸一日が過ぎた。
十四松「ここどこっすか……」
トド松「だいぶ我が家から離れたよね…」
無我夢中で探していた為、今自分達がどこにいるのかも曖昧だ
チョロ松「6駅先のとこだよ
家も訪問したし通り過ぎた人に片っ端から聞いてんのに全然見つからねぇ…」
一松「…まじで県外あり得るかも」
……とりあえず僕らは、今日寝るところを探した
歩いて行くと小さな宿があったので、今日はそこに泊まることにした
おそ松「明日はこの辺探そうか。」
カラ松「うむ…ここで二手に分かれると言う手もあるぞ」
……見つからなかったし、なんの情報も得ることができなかったが
これだけ協力してるんだ
姉さんが、見つかる様な気がしてきた。
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作者名:まねみー | 作者ホームページ:
作成日時:2016年11月2日 20時