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1日目:夜 白の密室3 ページ7

Aside




3つ目の密室は1つ目と2つ目同様真っ白な部屋だった


何もない部屋だが、今回は私のケータイとおそ松のケータイがあった


私達はすかさずそのケータイを取り、今が何時か、いつまでに出なければいけないかを確認した


……残り一ヶ月、今は1日目の夜の7時過ぎ


残り密室は何部屋あるかもわからないから、ゆっくりしている暇はない


期間が一ヶ月と言っているのだから、多分相当な部屋の数があると私は推測し、おそ松になるべくそそくさと行動しようと言った


おそ松はコクリと頷いた


______ピリリリリ


A「っ!!め、メール…」


突然メールの着信音が響き驚いた


…圏外だと言うのにメールが届くと言うことは…大体おそ松と私は予想がついた


……私のケータイからだ


おそ松「なんて書いてある…?」


…恐る恐る私はメールボックスを開いた


A「………脱出条件


5分間目を逸らさず見つめあえ」


………またこういう系統か


しかも5分間…長い


でもこれなら簡単だ


私は小さく頷いておそ松の方を見た


……


………へ?


おそ松「………っ…」


……


…顔を真っ赤にして、下唇を噛んで固まっているおそ松がいた


A「……っ!?;」


その反応で私も思わず顔がボッと熱くなった


A「……お、おそ松…」


……意識…してるってことだよね…


…どうしてそんな意識するわけ……


おそ松「…あ、す、すまん…


……み、見つめ…合うんだよな…」


おそ松は顔を赤くしつつもにへっと笑って頬をぽりぽりと掻いた


…私はおそ松がそんな風なのに気づかないふりをしようと下を向いて「うん」と言った


おそ松「……じゃ…あ…


……いい?」


おそ松はそう言って私の肩を両手で掴んだ


A「っ……」


…そこからじっと……見つめ合った


おそ松の真っ直ぐで吸い込まれそうになる目は


今私の方へ向いている


……そう思うだけで、恥ずかしいとかそらしたいとかと言う気持ちもあったが


……嬉しい…と


思ってしまう自分もいた


……この目は………ずっと私の方に向いていたはずなのに…と


悲しくなってしまう気持ちもあった


……しばらくしてから


カギのカチッと開く音が聞こえた

1日目:夜 水の密室→←ぬ



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ももまつ(カラ松girl)(プロフ) - 戻ってきてください(・△・) (2019年3月26日 12時) (レス) id: b070c34685 (このIDを非表示/違反報告)
イゾウRAVU - とっても面白いです!!これからも頑張ってください!更新待ってます! (2018年11月29日 22時) (レス) id: 0e771d3d36 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - 戻ってきてください!(´;ω;`) (2018年2月13日 22時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
トランペット - 更新頑張って下さいね!続き楽しみにしています (2017年11月11日 15時) (レス) id: c093bb2ad6 (このIDを非表示/違反報告)
おだんご*°F(プロフ) - 頑張ってください!更新楽しみにしてます(*^^*) (2017年10月8日 13時) (レス) id: d3fb2c974d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まねみー | 作者ホームページ:   
作成日時:2016年10月16日 20時

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