密室脱出ゲーム【おそ松さん】

2日目:朝 白黒の密室 ページ12

Aside




目が覚めた。


ケータイを見ると5時間以上余裕で寝ていて、鍵が開いていた


A「……やっぱ…夢じゃないんだね」


おそ松「そうみたいだな……;;まさかこれが現実なんて…


……受け入れるしかねぇよな」


私はコクリと頷いて、ドアノブをぎゅっと握った


______ガチャッ


A「………こ、ここは…」


白と黒の壁紙


白い台に黒いテレビが乗っている


…モノクロの密室だった


おそ松「………ドアが……２つ…？」


そして入るとまず目に入ってきたのが


ドアが２つあると言うこと


これもまた黒いドアと白いドアだ


______ピロリロリン


そうこうしていると、着信音と共にメールが届いた


A「…私のケータイだ」


私はケータイを開き、メールボックスを見た


A「………脱出条件


ゲームして……どちらか選べ？」


おそ松「あ、ゲームってテレビの台のとこにあるテレビゲームのことじゃね？」


おそ松がテレビ台の方へ駆け寄ってゲーム機を取ってきた


…周りを見回してもゲームはこれしか無いし、おそらく間違っていないだろう


問題はこの、どちらか選べって言う言葉


A「………多分…黒いドアと白いドアのことだよね」


どっちか選べってことは…２つ共違う部屋に行くってことでしょ？


…もしかすると入った先が死に繋がる危険なところかもしれない


おそ松「……ははっ…嫌な予感しかしねぇ…」


……緊張感が走る中、おそ松がゲームの電源を入れた


おそ松「…ゲームをしろとしか脱出条件には書いていない


どんなゲームであろうとすれば条件は満たされる、本題はあのドアっぽいし…


とにかくまずはゲームをしよう」


そう言って私にゲーム機を差し出してきた


…そうだ


確信はないが、ゲームをしないと何も始まらない


私はおそ松からゲーム機を受け取った


______


おそ松「よっしゃ…意外と早く終わったな」


割と普通なゲームを無事やり終えた


…こんなに簡単ってことは、やはり本題はこの２つのドアらしい


A「……うん、でもまだ油断しちゃだめ…


……どっちか…選ばなきゃいけない」


私とおそ松は視線を黒と白のドアの方へやった


………どっちを選ぼうか


______

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