11話目 ページ11
Aside
あつし「…………え
…え、ちょっ………お、おそ松君!!カラ松君!!!!;;;」
風呂から上がって服を着て、あつしお兄ちゃんと部屋に戻ると
おそ松「………んぁ………」
カラ松「……あ………?」
…おそ君とカラ君、2人とも部屋で寝ていた
A「……な……
…っ何してんの!?;ちょ、チョロ君はっ……」
……言いかけた時
あるものが私の目に入った
おそ松「…え、お、俺寝て……たの……?」
……それは
机の上に置いてある、何かの薬のゴミとコップ一杯の水
A「………これ…」
薬が入っていたであろうゴミを手に取り、あつしお兄ちゃんに見せた
あつし「……
…睡眠………薬…」
ボソッとお兄ちゃんが呟いたその言葉は、私の考えと一致した
カラ松「睡眠薬……?な、なんでそんな物が…俺の所有物ではないぞ」
……
…犯人が家に入ってきて、おそ君とカラ君に睡眠薬を飲ませて
チョロ君を…1人にした
あつし「………あ…」
自分が立てた仮説に顔をサァッと青くさせた
A「……ちょ、チョロ…君……
っチョロ君!!;;チョロ君どこ!?;;」
全身から汗がぶわっと湧き出て、私は勢いよく部屋から飛び出した
______バタンッ
『僕は大丈夫だから』
『ありがとう、A』
…
……まだ1週間経ってない、6日目の夜じゃないか。
A「どこっ……チョロ君…っ……」
…ずっと側にいるからねって、私が言ったのに
……私の…バカ………
______トントン
A「っ!?;;」
突然肩を叩かれびっくりして、後ろを振り向いた
…あつしお兄ちゃんと、おそ君とカラ君だった
カラ松「…一緒に探そう。」
______
___ガチャッ
おそ松「……チョロ…松…」
……
…場所は、トイレだった
A「あっ………あ……」
トイレの空間中、不気味に飛び散る緑色の液体
カラ松「………誰…なんだ……
…っ…誰なんだ…こんなっ…こんなことした奴は…っ…」
一面にばら撒かれた、チョロ君の写真
あつし「………」
助けてと書かれた、一枚の紙
…そこにチョロ君の姿はなく
A「……
……っあああああああああ"あ"あ"…っ……!!」
廊下中、私の泣き叫び声だけが響いた
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